イベントレポート


2017.7.18
『アリーキャット』先行上映&舞台挨拶開催しました!


7/16(日)『アリーキャット』先行上映&主演の窪塚洋介さん、榊英雄監督の舞台挨拶開催しました。

元町映画館はオープン前から、もうすでにお客さんがたくさん並んでいました。一番に並んだお客様は、なんと5時!からとのこと、ご苦労様です。
と、超満員の中、『アリーキャット』先行上映が始まりました。

上映終了後、皆さんお待ちかね。大歓声の中、窪塚さん&榊監督の登場!舞台上は天井が低いので、窪塚さん思わず正座してしまいました。なぜか、お二人共正座でご挨拶。お客さんも苦笑。

まずは、榊監督から本作の企画の始まりをお話いただきました。
東映ビデオのプロデューサーさんから「最近オリジナルがないよね。」というところから、始まった。東映なら男モノでバディでしょうということで、窪塚さんと降谷さんお二人の名前が上がったそうです。
しかし、オファーの仕方が、窪塚さんには「降谷さんからオーケーもらった」と言い、降谷さんには「窪塚さんからはオーケーをもらっている」と半ば強引に依頼。
しかし、窪塚さんは騙されたというより、ちょうど2週間前に偶然降谷さんと遇ったということもあり、運命的なものを感じ、どっちかというと気持ちよく騙された感じ。
監督としては、これぐらい作りたいという熱量がないと伝わらないとのことでした。

窪塚さんは、正直「マル」役は、ウダツが上がらないというか、ダメな状態。自分が10代で踏ん切りつけてきたことなんかが、まだ出来ていないヤツという感じだったが、最後に次のステージに歩み出せたという役なので、自分の昔を追体験することで、自分自身これでステップアップできたように思う。とプラスになった模様です。

お話は、降谷さんのことに。
窪塚さんが言うには、監督は降谷さんには「新人俳優!」とか「ドラゴン・アッシュ出してんじゃねーよ」とちょっとキツい感じだったと。
さらに、窪塚さんより降谷さんの爆笑エピソード。
自動車整備工場の2階の控え室で、夜中温かくてウトウトしていたら、後から降谷さんの「ハァハァ、ハァハァ」という声が聞こえて来て、セックスしてるのかと思った。ロックスターならありえそうだし。で、コソッと振り向いたら、なんと、腹筋をしていたそうです。それで、ストイックで真面目なやつだなと思ったとのこと。
監督「そのストイックな腹筋の後に、トイレのシーンでケツ出して下さい。って」観客一同大爆笑!

窪塚さんは、降谷さんを「僕らが思っているよりチャーミングでストイックで、真面目でピュアな人です。」と大絶賛。映画後に良い関係が築けたようです。

最後に写真撮影OKのご報告で、お客さんから大歓声!皆でパチリ。終始楽しいお話で、お客さんも大満足の舞台挨拶でした。

当館での『アリーキャット』の本上映は7月29日(土)から2週間です。窪塚洋介&降谷建志の名(迷)コンピぶりをぜひご覧下さい。

(おもしろ)   

 

2017.7.11
『ゴンドラ』伊藤智生(TOHJIRO)監督舞台挨拶&交流会開催しました!


30年ぶりのリバイバル・ロードショーとなった映画『ゴンドラ』。7/8(土)・9(日)の2日間、"TOHJIRO"こと伊藤智生監督をお迎えして舞台挨拶と交流会を開催しました。

プリントを焼いてから30年経ち、マスターの劣化が懸念されるので、デジタル・リマスターしてはどうか—。リバイバル・ロードショーのきっかけとなったのは、IMAGICA(現像所)からのそんな連絡でした。折しも伊藤監督も還暦という人生の節目を迎えており、ある決意をしたそうです。それは「映画監督として、2作目を撮る」。

『ゴンドラ』公開後、ある外資系資本で芸術映画を撮ってほしいと依頼された伊藤監督。主演をとある女性アーティストにという以外は、好きなように 作ってくれという願ってもないオファーでした。ところがバジェットが大きくなるにつれ様々な会社が内容に口を出すようになり、「俺が撮る意味がない!」と キッパリと降りたのだそうです。

その後某AV会社の社長に「自由に撮っていい」と誘われ、本当に好きに撮ったら「何だこれは!」と激怒されたのですが作品は大ヒット。あれよあれよという間に次々ヒットを飛ばすAV界の巨匠・TOHJIRO監督として会社も設立。そして28年…「竜宮城にいた気分」と伊藤監督は話します。

「"人間"を撮りたいという思いは、AVでも映画でも叶えられる。でも、"劇映画"にどうしても宿題を残した気持ちがある」と伊藤監督。海外映画 祭や劇場公開への道を開いてくれた川喜田かしこさん、ヴェローナ映画祭で『ゴンドラ』をとても気に入ってくれたマルセル・マルタンさん。「次回作を待って るよ」と言ってくれたお2人が故人となってしまったことも決意の背景にあるようです。

交流会では昼からビールで乾杯して大盛り上がり!様々な意見や感想が飛び出し、発見がたくさんありました。もう一度細かいところまで観返したくなりました。

30年ぶりに決意とともに映画界に帰ってきた伊藤監督。開場時にはスタッフの誰より大きな声で「いらっしゃいませ」「ありがとう」とお客さまに声をかけられていました。次回作にも、伊藤監督の今後にもぜひ注目してください!

(mirai)   

 

2017.7.11
「池谷薫ドキュメンタリー塾 #6」開催しました!


世界的に活躍する映画監督/ドキュメンタリー作家の池谷薫さんからドキュメンタリー映画について学ぶ「池谷薫ドキュメンタリー塾」。4月から7月にかけて全7プログラムで実施しています。その第6回目の講義を7/6(木)に開催しました。

今回の鑑賞作品は『延安の娘』。池谷さんの映画デビュー作です。当初は映画を前後半に分けて、2回の講義にわたり上映する予定でしたが、次回の講義でたっぷりと解説してくださるということで、今回の講義で映画全編を鑑賞しました。

『延安の娘』は、延安の貧しい農村に暮らす娘ハイシアが、生き別れた両親を捜す物語です。彼女の両親は文化大革命時代に毛沢東により組織された紅 衛兵の一員でした。紅衛兵の間では恋愛が禁じられており、違反者は反革命罪として処罰されるため、ハイシアは"生まれてはならない子供"だったのです。
協力者ホアンの尽力で父親を見つけ出すことに成功しますが、父親の中には罪の意識が存在し、娘の近況を知らされても心境は複雑です。このようにハイシアの両親捜しの物語は一筋縄ではいかず、よって『延安の娘』はそれぞれの思いが交錯する重厚な作品に仕上がっています。

過去のドキュメンタリー塾の回で池谷さんは、『延安の娘』をほとんど劇映画であると仰っていました。その言葉の通り、先に書いたストーリー展開も そうですが、画面の切り取り方、壮大なローケション、そして音楽に至るまで劇映画を彷彿とさせるシーンが続きます。多くの人が鑑賞中、いわゆる(劇)映画 的な高揚感に包まれていたことでしょう。ちなみに音楽は『初恋の来た道』など、チャン・イーモウ作品を多く手がけているサン・パオが担当しています。

池谷さんがこの作品の企画を立ち上げたのは、第一回目のドキュメンタリー塾でも鑑賞したNHKスペシャル「黄土の民はいま」の時にまで遡ります。 文化大革命についての作品を撮りたいと思っていた池谷さんはこのTV番組撮影中、当時、下方してきた若者たちに恋愛が禁止されていたことを知ります。ここ でハイシアのような人間がいることを確信した池谷さんは、7年越しでようやくハイシア本人を見つけ、『延安の娘』製作に至ったということです。「いたから 撮った」のような偶然ではこの映画は成り立っていません。

次回の講義ではより深く『延安の娘』について解説してくださいます。

(斉藤)   

 

2017.7.8
7/7(金)『スレイブメン』舞台挨拶開催!


映画『スレイブメン』公開初日の7/7(金)に主演俳優の中村優一さんと監督の井口昇さんの舞台挨拶を行いました。
この日は朝から中村さんのファンと思しき若い女性の方を中心にチケットが売れて、夜遅いイベントにもかかわらず多くのお客様にご来場いただきました。

中村さんは映画出演時よりも痩せて精悍でさらにかっこよくなっていました!井口監督のハイテンション司会で進行していき場内からの笑いが絶えない楽しい舞台挨拶でした。

井口監督は昨年5月に『キネマ純情』という映画で主演のノーメイクスとご来館されています。
一方の中村さんは客席からの「神戸は初めてですか?」の質問に、神戸に知り合いがいて結構こちらに来られているということでした。みなさん知らずとその辺の街角で中村さんとすれ違っていたのかもしれませんね。(→見た人は分かりますがこの映画っぽい想像)

スレイブヘッドというマスクを被ると一風変わった特技が発動できるので、この映画は異色のヒーロー物と紹介はできます。しかし実際ご覧になった方はおわかりのように最後までめまぐるしく話が展開する凄いドラマになっています。ネタバレは言いませんが知っていても鑑賞に問題ないくらいの優れた作り込みです。これで撮影は5日間だけというのですから驚きです。

ポスタービジュアルで中村さんがカメラを構えていますが、劇中で中村さんがヒロインを撮った映像は実際に中村さんが撮ったものを使用してるそうです。井口監督も褒めているカメラワークは要チェックです。

マスクの内側から見たカッコイイCG映像があるのですが、何と高2の男の子が夏休み返上で作ったそうです。限られた予算と時間の中で作品にはその苦労を出さないのがクールです。

後半のフォトセッションタイムでは登壇者お二人が笑顔で角度をゆっくり変えていくのが微笑ましかったです。その後はサイン会を行い遅い時間ながら23時過ぎにイベント終了となりました。

映画『スレイブメン』は7/14(金)まで毎日20:10から上映しています。
皆様のご来館お待ちしております!

(高橋)   

 

2017.7.2
『サクロモンテの丘~ロマの洞窟フラメンコ~』公開記念、フラメンコライブ開催!


7/2(日)、フラメンコの聖地であるロマの姿を追ったドキュメンタリー映画『サクロモンテの丘~ロマの洞窟フラメンコ~』。上映を記念して"Sacromonte×La Luna"フラメンコライブを開催しました。

会場は三宮にある本格スペインバル"La Luna"。店内にはスペイン映画のポスターや雑貨などがいたるところ。お客さんはお酒を飲みながらイベントを楽しみます(私は仕事中のためお酒は無し…ビールが美味そうだった)。

ゲストは現役の舞踏家としても活躍する東仲マヤさん、ギターに宇根理浩さん、カンテ/歌に中山えみ子さんの豪華3名。

そして圧巻のパフォーマンスは始まったのです。

"セビジャーナス"というスペインの盆踊りでもかかる陽気な曲。魅入ってしまうような踊りと曲。何と言ってもゲスト3名の一体感が見事。3人で披露するのは今回が初という事実にも驚愕です。

孤独を意味する「ソレア」では耳慣れない12泊といった独特のリズムで悲哀も表現。宇根さんのギターに中山さんの歌が響く。聞いているうちに心地よい気分に。ゲスト3人が顔を合わせて一瞬でタイミングをとる姿はまさにプロ。かっこよかったです。

1部の陽気さと悲哀さから一変、2部では宇根さんのかっこいいギターのカッティングからスタート。会場からも自然な合いの手が飛び込んできます。東仲さんもピンクのドレス姿へ衣装チェンジ。中山さんの歌と手拍子にのって軽快なリズムとフラメンコのステップが店内に響きます。

圧巻は何と言っても最後の曲「アレグリアス」。喜びの意味を持つ曲らしく、私、カメラを置いて、仕事放棄してしまいそう、ガン見してました。ステージ上では縦横無尽に踊る東仲さん。腰に手を当ててドレスを持ち上げてステップ。ステージ上のお三方の沸点が一気に高まります。「シュバッ!」と終わりを迎えるのがかっこよかった。

お酒なしでも大満足な1時間30分でした。

『サクロモンテの丘~ロマの洞窟フラメンコ~』7/14(金)までの公開。
連日10:30から。

(芋羊甘)   

 

2017.7.7
『台北ストーリー』公開記念トーク開催しました!


7/2(日)『台北ストーリー』にて「都市映画の誘惑~ニューシネマに映る台北とエドワード・ヤン~」と題して、中国語通訳・ライターとして活躍される糸井敏浩さんにトークをして頂きました。

糸井さんは、まず開口一番「まー陰鬱な映画でしたね」と『台北ストーリー』をエドワード・ヤンの映画の中で、一番暗い映画だと言います。しかし、何と、この陰鬱な映画が、台湾では1985年のお正月映画で上映されたとのビックリエピソード。そして、予想通りと言いますか、案の定、興行に失敗し、4日で打ち切りとなったという哀しいエピソード。

台湾ニューシネマの時代背景や経済、政情などについて語って頂きました。
戦後、日本統治が終わり、50年代~60年代香港映画やアモイ(廈門)映画が流行ります。『牯嶺街少年殺人事件』にあったように、この時代になると、大人たちは中国大陸に帰る夢が遠ざかっていきます。若者は欧米に目を向け、世界中の映画が普通に上映されていた時代(エドワード・ヤンやホウ・シャオシェンはこの頃に映画をいっぱい観た。)ですが、70年代に入ると、日本が中国と国交正常化し、台湾と国交を断絶、そして国連脱退や、アメリカとの国交も断絶。と外交相手がどんどん減っていって政情が不安定になっていきました。

台湾ニューウェイヴはもともと映画界からではなく、文学界から出てきたと糸井さんは言います。80年代に入ると、台湾をもっと見直そうという「郷土写実文学」の作家、黄春明らが出てきて、純粋な意味での「台湾映画」を作ろうと出てきたのが台湾ニューシネマです。
映画界的には台湾中央電影公司に呉念眞(ホウ・シャオシェンの映画で脚本を担当)と小野を企画に招いて刷新を図ったのが、台湾ニューシネマの始まりとされます。ちなみに83年のホウ・シャオシェンらのオムニバス『坊やの人形』の原作は黄春明で大ヒットしたとのこと。
経済的には、84年、85年は悪く、初めて台北と高雄の選挙で国民党以外の台湾人が選ばれ、87年に世界一長い戒厳令が解除。台湾が大きく変わる道を歩み始めます。一般に台湾ニューシネマは82年から88年とされます。

本作『台北ストーリー』は85年の映画です。原題は『青梅竹馬』で男女の幼馴染みの事をさします。ホウ・シャオシェンと違って、現代の都市を好んで描いたエドワード・ヤン。暗い映画ですが、今見返してみると、『恐怖分子』や『牯嶺街少年殺人事件』に繋がる、彼ならではのアイコンは既にちらほら出てきていると糸井さんは分析します。

こうして、時代背景や政情から台湾ニューシネマを考えると、彼らが描いた作品たちは、時代のニーズであったのかもしれませんね。今の台湾人のアイデンティティにちゃんと繋がっているように思います。

(おもしろ)   

 

2017.7.4
『I AM YOUR FATHER』スペシャルトーク開催しました!


『I AM YOUR FATHER』初日の7/1(土)、スター・ウォーズをこよなく愛する3人をお迎えして公開記念トークを開催しました。

トークの進行役となったのはタキさん。毎月新作映画を観た感想をしゃべる、映画好きに人気のツイシネポッドキャストをされています。紅一点のAyumi! さんはスター・ウォーズ好きで知られるイラストレーター。映画の魅力を伝えるユニット・シネマクティフのメンバーでもあります。そのシネマクティフが主宰し、お題映画についてカフェで話す「マンスリー・シネマ・トーク」の参加者で、スター・ウォーズへの造詣の深さに声をかけられたというイワキさん。ス ター・ウォーズへの入口はなんとレゴだったそうな。

『I AM YOUR FATHER』を観てどうだった?というところからトークはスタート。「ベイダーが2mもある大男だということにまず驚いた」とタキさんが言うと、Ayumi!さんも「怖い人っていうのはあっても、大きい人って認識はなかった」と頷きます。そしてイワキさんが「チューイはデカいと思うのにベイダーはそうじゃないのは、肩幅が広くて末広がりのシルエットだから、タテの長さを感じにくい」と冷静に分析。確かに!

また、デヴィッド・プラウズがハマー・フィルム出身だということで「ベイダーのフランケンシュタイン感は確かにある」とタキさん。イワキさんも「Episode4でオビ・ワンを切る時の力任せ感はボディビル出身のパワータイプだから」と指摘します。この作品を観てから改めてスター・ウォーズシリーズを観直してみると、深いところまで見えてくると3人は話します。

ベイダーは帝国軍での立ち位置が工場長っぽいというお話には笑えました。何でも自分でやってしまう、でも制服組からは微妙に軽視されている感じがある…そんな風に見たことなかったのですが妙に納得!

デザインの観点からさまざまなキャラクターの分布図を作るというのも面白かったです。タテの軸を「カッコいい」→「カッコよくない」、ヨコの軸を 「ちょいダサ?」→「スタイリッシュ」としてキャラクターを当てはめていきます。あなたならベイダーはどこに置きますか?ぜひ好きなキャラクターでやってみてください!

言葉の端々に、3人のスター・ウォーズへの愛(とオタク的知識)を感じる楽しいトークでした。『I AM YOUR FATHER』は7/6(木)まで上映中です。新作を心待ちにしているみなさん、ぜひこちらの作品もご覧ください!

(mirai)   

 

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 2017.7.18

 イベントレポート更新しました


 2017.7.16

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 2014.11.1

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