イベントレポート


2018.12.18
12/17(月)『恋する小説家』被害者・根本役の岡本裕輝さん舞台挨拶&〈根本の名刺配り〉開催しました!

2018年の映画的ニュースはなんと言っても、ワークショップから生まれたインディーズ映画『カメラを止めるな!』の前代未聞の大ヒット。そのヒットを受け、上田慎一郎監督のこれまでの短編などを一挙に公開する2つのプログラムが全国で公開中です。

ひとつは上田監督が2014~2016年に制作した約20分の短編4作品を集めた『上田慎一郎ショートムービーコレクション』。そしてもうひとつは『カメラを止めるな!』のヒロイン秋山ゆずきさんを上田監督が初めてヒロインに起用した2011年の『恋する小説家』と、上田監督の奥さまのふくだみゆき監督による思春期アニメーション『こんぷれっくす×コンプレックス』の2本立てプログラム。

この2つのプログラムを上映中の12/17(月)、『恋する小説家』に“被害者役”で出演する岡本裕輝さんが舞台挨拶と〈名刺配り〉に来てくださいました。名刺配り?!実は映画で岡本さん演じる被害者の根本が、他の出演者に「被害者の根本です」と名刺を配るシーンがあるんです。それにちなみ、ご来場の方に出口で名刺を配りお見送りをする、というイベントを岡本さんは各地で自主的に(!)実施していらっしゃるんです!!

岡本さんは通常エンドロールの時には劇場内で待機しており、そこで席を立ってしまうお客さまと図らずも鉢合わせになることがままあるのだそうです。映画が終わっていないので声を出すわけにもいかず会釈すると、みんなじーっと岡本さんを見たまま無言で通り過ぎて行かれるとのエピソードには笑いました。

『カメラを止めるな!』は「この映画は二度始まる。」がキャッチコピーとなっていましたが、『恋する小説家』は三度始まると岡本さん。被害者・根本との出会いが観た方に三度目のストーリーをもたらすのです。血まみれの姿なのに言うことがポジティブで、そのギャップがまた笑いを誘います。

舞台挨拶後は出口でお客さまお一人お一人に名刺を渡してご挨拶。「SNSやブログのアドレスも書いていますので、人生に行き詰まった時にはいつでも相談してください。出会ったみなさんの人生を応援しています!」と岡本さん。最後に「次は“岡本裕輝”として帰って来ます!」とさわやかな笑顔で劇場を後にされました。

すっかり岡本さんに魅了されたスタッフ一同、またのお越しを心待ちにしてます!

(mirai)


2018.12.18
12/15(土)『愛と法』 戸田ひかる監督 南和行さん、吉田昌史さんご登壇の舞台挨拶&トークを開催しました!

大阪の下町で法律事務所を営む弁護士夫夫のカズ(=南和行さん)とフミ(=吉田昌史さん)を追ったドキュメンタリー映画『愛と法』。公開を記念して、戸田ひかる監督 南和行さん、吉田昌史さんのお三方ご登壇の舞台挨拶&トークを開催しました。

当日は満席近いお客さまにお越しいただくほどの盛況!舞台の真ん中には司会進行の南さんが、その両隣に戸田監督と吉田さんが座っての対談形式で始まりました。

2013年頃から戸田監督と南さんの親交が始まり、本作はその翌年の2014年から2016年に掛けて、約2年半から3年ほど撮影したものを編集して制作されたといいます。

最初から完成品が頭に浮かんでいましたかという問いに、戸田監督はどちらかというと2人の人柄に惹かれて、好奇心で突っ走って撮り始めたのが大きかったとおっしゃいます。そのため編集の担当者が次々と変わるハプニングにも見舞われたと、その制作過程を振り返られました。

また南さんが弁護している、出演者の一人であるアーティスト・ろくでなし子さんを家の中で撮ったシーンについて、アーティストとしてのキャラの面だけでなく素の部分も映っているように見えたという南さん。どうやってその関係性を作ることができたのかという質問について、単純に同じアーティスト・表現者としてリスペクトがあるので、そこに興味を持って質問をしていったと、またも“興味”というお言葉を監督は口にされました。

南さんが講演後に参加者の方から意見をされるなど、普段はあまりないことが撮影時に起こるということも多々あったようで、戸田監督の引きの強さにもお二人は感心されていました。

また当館でも販売中の『僕たちのカラフルな毎日〜弁護士夫夫の波乱万丈奮闘記』というエッセイの表紙のお写真は戸田監に撮影していただいたというお二人。慣れない人に撮ってもらうと顔が引きつるという南さんたっての要望だったそうです。(本当にリラックスされたいい表情で写られてます!)

最後に戸田監督はお二人の魅力を、お互いの弱いところを受け止める強さがあるところだとおっしゃいました。カメラで撮るとなるといつもよりいい格好をしたがる人がほとんどの中、二人は弱い面もそのまま撮影させてくれ、そこに覚悟を感じ、撮らなきゃと思ったとのこと。

舞台上でも、終始トークを先導していく南さんと、控えめながらも適宜フォローを入れる吉田さんの息の合った、普段とそう変わらなさそうな掛け合いは印象的でした。

監督の好奇心を刺激した弁護士夫夫のドキュメンタリー『愛と法』。関西では当館の上映がラストです!
12/28(金)まで公開しておりますので、ぜひお見逃しなく!

(まりこ)


2018.12.18
12/15(土)『モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険』山崎エマ監督舞台挨拶開催しました!

世界中で愛されている絵本「ひとまねこざる」と「おさるのジョージ」シリーズ。その生みの親であるハンス・レイとマーガレット・レイ夫妻の初のドキュメンタリー『モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険』。公開を記念して、神戸出身で現在ニューヨーク在住の若き映像作家・山崎エマ監督の舞台挨拶を開催しました!

当日は山崎監督の地元ということもあり、母校の先生やお友達も多くご参加されていました! 山崎監督は高校の卒業式で、自分の作った映画を地元で上映したいとスピーチされたそうで、夢が叶ったとおっしゃっていました。

卒業後、ニューヨークに渡り映画製作を勉強していた頃に知り合いからレイ夫妻の話を聞き、これは既に映画化されているのではと思ったそうです。しかし調べてみるとまだ誰も作っていないことがわかり、それなら!と作り始めました。 2人の事を知れば知るほど、全世界に伝えたいという気持ちが強くなり、クラウドファンディングで約2000万円!を集め、3年の製作期間を経て完成しました。手描きのアニメーションは何と15000枚にもなり、アニメーターにも苦労をかけたそうです。 アメリカで自分が日本人だと実感することが多くなり、日本をもっと知ってもらいたいという気持ちから次回作は日本の高校野球がテーマだそうです!楽しみですね!

2人の波乱万丈な人生を、世界中から集めた膨大なアーカイブ映像と、貴重な原画の数々を織り交ぜ描いた本作品、元町映画館では12/28(金)までの上映です。是非、劇場でご覧ください。

また、12/28(金)よりそごう神戸店で『おさるのジョージ展 「ひとまねこざる」からアニメーションまで』が開催されます!山崎監督はこちらの監修もされており、映画でレイ夫妻のことをよく知ってから観ていただくとより楽めます!そちらもあわせてご鑑賞ください。

詳しくはこちら⇨

(和田)


2018.12.18
12/15(土)SILENT FILM LIVE #03『何が彼女をさうさせたか』開催しました!

12/15(土)に、3回目となる「SILENT FILM LIVE」を開催しました。SILENT FILM LIVEとは、サイレント(無声)映画をピアノの生伴奏付きで楽しむ上映イベントで、サイレント映画伴奏者の鳥飼りょうさんと企画しながら約3ヶ月に1回のペースで開催しています。

今回は、本企画初の日本映画であり初の“悲劇”となる『何が彼女をさうさせたか』を上映しました。鈴木重吉監督によって1930年に作られ、同年のキネマ旬報ベスト・テンの第1位にも輝いた〈傾向映画〉の代表作です。〈傾向映画〉とは、商業映画でありながら労働者の厳しい現実を描き社会の矛盾を訴えるプロレタリア映画のことで、世界大不況を受け1930年前後に作られました。

製作は大阪にあった帝国キネマ。撮影所の火事により消失したと長い間思われていましたが、1992年にロシアで一部が発見され、大阪芸術大学により修復・復元されました。主役のすみ子を演じた高津慶子さんも大阪出身の女優で、関西にとてもゆかりのある映画なのです。

貧しさから叔父の家に預けられたすみ子が、安息の地を見つけられず転々とする中でどんどん不幸や不運に見舞われていくというストーリー。サイレント映画上映会ではほぼコメディしか観たことがなかったので、こんな暗いストーリーで楽しめるのかな…とちょっと心配でした。

ところが、これが人生で最も印象に残ると言って良いほどの体験でした…!鳥飼さんご自身は以前から「僕は悲劇の方が得意なんです」とおっしゃっていたのも納得。すみ子の心情や置かれた状況に寄り添うように奏でられる演奏に自然と引き込まれ、衝撃のクライマックスに向けて激しさを増すピアノに完全に心も身体も持っていかれて、終わったときには茫然自失となりました。

実はこの映画のラストシーンは失われており、映像はありません。鈴木監督による小説版が遺族により保管されていたことで欠落部分を字幕により補われています。それがより観る者の想像力を掻き立て、こちらの動悸に同調するかのような激しいピアノの音に鳥肌が立つほどの衝撃を与えられるんです。そして最後に現れる「何が彼女をそうさせたか」の文字—ここで初めてそのタイトルの重みを実感します。

終わって数日経ってもまだ衝撃の余韻が残っています。これこそ、「LIVE」でしか味わえない醍醐味。体験したことない方にはぜひ一度お越しください!

(mirai)


2018.12.11
12/9(日)『池谷薫監督特集』2日目トーク開催!

『池谷薫監督特集』2日目は『ルンタ』上映後に行われました。
『ルンタ』を完成させるまでの長くて困難な道のりを約1時間にわたってお話頂きました。

「さあ、何から話そうかな」で始まり、チベットに関心を持つきっかけとなった高山病でチベット人に介護してもらったこと、『ルンタ』はこの人がいなかったらできていなかった中原一博さんとの長い付き合いについて、映画を撮影することで関係者(チベット人、カメラマン、ドライバー)を危険にさらすことへの危惧、冷やご飯にかけて食べたヤク(牛に似た家畜)のヨーグルトが美味しかったこと、などなど。

聴くものの関心を引きつけながら、聴き手の表情や反応と対話しながらのお話。
これは言い訳ですが下手な要約を許さないので、来年春に第5期が開講される池谷薫ドキュメンタリー塾、または12/16(日)にシネ・ヌーヴォで上映される『ルンタ』12:50の回後の池谷さんの話をお聞きください!

トークイベント前にも短い舞台挨拶があったのですが、その中の言葉がトークの内容を象徴していました。
「最近はなんか人権という言葉が軽く使われていますよね。
この映画をご覧になって、皆さんはどうすればいいのか重い気持ちになっていると思います。
今はどうするか分からなくても関心を持ち続けてください。
私は映画の感想で一番嬉しいのは、チベットに行きたくなりました、というもの。」

確かに池谷さんはトークで人権という言葉を軽々しく使ったりせずに、こういう事実がある、こんなこともあった、と聴くものを考えさせ関心を持たせる話し方をされていました。

今回の『池谷薫監督特集』は12/14(金)まで元町映画館で、12/15(土)から12/21(金)まで大阪のシネ・ヌーヴォで開催されています。
今からでも遅くはありませんので劇場へ駆けつけてください!
ご来場をお待ちしております!

(高橋)


2018.12.11
12/9(日)「あみこ」舞台挨拶を開催しました!!

2017年ぴあフィルムフェスティバルで観客賞を受賞、史上最年少でベルリン国際映画祭に正式招待された話題作「あみこ」の上映を記念して山中瑶子監督、春原愛良さん、峯尾麻衣子さん、長谷川愛悠さんによる舞台挨拶を開催いたしました!客席は大入り!!熱気溢れる舞台挨拶となりました!!

舞台挨拶はまず初めに「監督がスタッフ、キャストをSNSで集めた」と言う話からスタート。山中監督はツイッター上で100人ほどの役者のプロフィールを見て、これだ!と思う子に直接ネット上で声をかけていったそうです。

司会から印象的な”レモン”のシーンに関する話に話題が及ぶと、山中監督から梶井基次郎の短編小説「檸檬」と言うタイトルが飛び出しました(現在この作品は著作権が切れてるので、青空文庫で読むことができます!気になった方はぜひネットで検索してみてください!)。あみこ役の春原さんにこのシーンの撮影時の思い出を伺うと。春原さんが喋っているところを見ていると、映画の中でのあみこ像と遠くかけ離れていて、客席からは春原さんが話すたび暖かい笑い声が漏れ出していました。

劇中のダンスシーンは山中監督が強く影響を受けたというハル・ハートリー監督の「シンプルメン」のオマージュ(そしてその「シンプルメン」はジャン=リュック・ゴダールの「はなればなれに」のオマージュであると監督本人からご説明がありました)であるという話から、あのダンスシーンを踊ってる男性は主題歌を歌っていて現在行方知れずになっているという衝撃的な余談まで飛び出しました。

舞台挨拶の終盤にはお客様からの質問を募ると、客席のあちこちから手が上がり始め、終始熱気溢れる舞台挨拶になったのではないかと思います!

「あみこ」は12/14(金)までの1週間限定上映です!ぜひこの機会をお見逃しなく!!

(石田)


2018.12.11
12.8(土) 『武蔵野』舞台挨拶&トークを開催しました! 原村政樹監督

日本農業遺産に認定された「武蔵野の落ち葉農法」などの伝統農業が未だ息づく土地・武蔵野を捉えたドキュメンタリー『武蔵野』。公開を記念して、原村政樹監督ご登壇の舞台挨拶&トークを開催しました。

農業がライフワークだとおっしゃる原監督。40年近くこの土地で生活をしていて、地元にはなかなか目が届いていなかったといいます。ディレクターとして関わったテレビ番組で、川越に取材に行き、同じような土地でこんな伝統農法があることが以外と知られていないと思ったことが今作を撮るきっかけとなったようです。

大都市周辺でこれだけの林・森が残っているのは世界的に見てそう多くはなく、伝統農法が600年以上続いているところも、おそらく世界でここしかないとおっしゃいます。

また武蔵野は日本全体的に見ても後継者の多い土地で、それは落ち葉堆肥農業などの永続性のある循環農業が見直されつつあるということも要因の一つなんだそうです。実際にJICAで取り入れられたこともあるとのこと!
食べ物は人間が生きて行くための一番のベーシックだとおっしゃる原監督。地球を壊さないようにするという大きな資産という意味でも、本作の上映を通してお伝えしたかったといいます。
それともう一つ、これは農業だけに限らず、大切なものはどのように古くなっても捨ててはならないという思いがあるとおっしゃいます。どんどん新しいものが作られて消費されて行く社会というものに対してもう少し、生活の大切なものを見直していくということを作品を通してお伝えしていきたいという監督の目は真剣そのものでした。

『お百姓さんになりたい』という次回作の完成を3月に控えている原監督。地域就農者になるべく、その研修を受けている人たちを捉えたドキュメンタリーです。こちらの作品は現在支援者を募集しています。完成したらぜひ元町映画館での上映を!と熱く語られた原監督と次回作を、みなさまぜひともご支援くださいませ。

『お百姓さんになりたい』クラウドファンディング募集ページ →

(まりこ)


2018.12.11
池谷薫監督トークイベント開催!!

12/8(土)、世界人権宣言70周年を記念し、開催中の「池谷薫監督特集」(12/14まで)。開催を記念して池谷薫監督によるトークイベントを実施しました。

池谷監督には「ドキュメンタリー塾」に加え、ドキュメンタリーを実際に撮るワークショップ「元町プロダクション」などでお世話になっています。特に『蟻の兵隊』(2006年)について興味深いお話が聞けました。

まず池谷監督の口から作品の一連の時代背景をご説明され、話は本作の主役、奥村和一さんのお話へ。奥村さんは残留日本兵でもあり撮影時は80歳。「人として“惚れた”人間しか撮らないよ、俺は」とおっしゃるような魅力的な方です。本作も「奥村さんとの出会いから始まった」とおっしゃいました。

本作の魅力は奥村さんが戦地・中国に戻り自分の歴史を紡いでいくことだと私は思います。監督も「戦争には被害者、加害者が必ずいる」とおっしゃり、奥村さんも監督の誘いに「(中国へ)行かなければならない」とおっしゃったそうです。

池谷監督は奥村さんから「静かな狂気」を感じたそうです。「この作品(『蟻の兵隊』)は記憶と格闘する奥村和一の映画。戦地で話を聞き、真実に向き合う。奥村さんが当時の日本兵に戻っている」とおっしゃいました。お酒好きのエピソードもあり寝食をともにする中で奥村さんから「俺が倒れたら、『蟻の兵隊』がダメになる、だから一生懸命食べるよ」とおっしゃってくれたことに感動したそうです。池谷監督は記憶と自分に向き合う奥村和一さんは“すごい人”という強い言葉で何度も褒めていらっしゃいました。

「ドキュメンタリーはフィクションだと思ってる」
池谷監督がトーク終盤におっしゃった言葉です。ドキュメンタリー塾でもお聞きしますが、いつ聞いても驚きと、監督の映像に対する信念が良く伝わる言葉だと思います。

その言葉を含めた監督のお話の数々に参加者はどう思ったのでしょうか。最後に「作品の画面を右から左、隅々まで観ないと分からない。僕の作品は特集上映の4本観てなんぼ!」という言葉で締めくくられました。最後に必ず“オチ”をつける、そんな監督だから人も撮られることを良しとするのかなと感じました。

特集上映は12/14まで、お見逃しなく!

(芋羊甘)


2018.12.04
映画『名前』公開記念!「『名前』は日本版『ラ・ラ・ランドか』」を開催しました!

ある男女の出会いと成長を描いた異色のミステリー『名前』の公開に際しまして、監督・演出を手掛けられた戸田彬弘さんをお招きし、舞台挨拶&トークイベントを開催いたしました!

 トークイベント前半では劇団出身で演劇のワークショップなどもされている戸田さんから、『名前』における演技の演出や、ご自身も含めた“演劇論”などをお話しいただきました。『名前』は制作期間が非常に限定されていたそうで、かなりタイトなスケジュールの中撮影をされたそうです。そんな中、演技経験がまだ豊富ではない主演の駒井さんに対し、あまり細かすぎる演出をつけてしまうと良さが出ないと判断し、戸田さん、津田さん、駒井さんの3人は撮影前からできるだけ時間を共有し、駒井さんがリラックスして撮影に臨める環境を整えたそうです。その結果スムーズに撮影に入れた上に、知らずに見ているとアドリブとは思えない素敵な演技も多く飛び出したという結果になったようです。まさかラスト直前のあの長回しシーン、全て台本なしだったとは!いやはや俳優さんとはこれほどに…。そして戸田さんの演出が功を奏した一幕でした。

 そしてそして、後半は本題?の『名前』×『ラ・ラ・ランド』話。スタッフの中に(というか私ですが)「二本の映画は構造的に、また作り手の心情的に“共振”するものがあるのではないか!」と考え企画された本企画。結果のみいえば参加頂いたお客様含めた全会一致の「深読みしすぎ」。しかしあながちではないかというお客様の助けがあり、「限られた時間の中で俳優さん作り手の皆さんそれぞれ“共振”しあって作り上げた今作は大変“ジャズ的”ではないか」、という結論へとたどり着けました。(『名前』ポスターの津田さんと『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングの前髪の黄昏具合が似ているなんてとっておきのオチを使わずにすみました!)途中私が個人的な深読み『ラ・ラ・ランド』評を語る数十分などおかしな時間もありましたが、戸田監督楽しいくも熱いトークありがとうございました!

酒見

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