イベントレポート


2015.3.30
『イロイロ ぬくもりの記憶』酒井千絵さんトーク開催しました!


3/29(日)の上映後、「"家事労働者(ドメスティック・ヘルパー)"と女性の国際移動の関連性とは?」と題し、関西大学社会学部准教授の酒井千絵さんにお話していただきました。

現在の日本ではあまり見かけない外国人家事労働者ですが、世界では広く行われており、賃金水準の高い国の人が低い国の人を雇う形になっているそうです。
その理由として、女性の労働力の上昇が挙げられます。特にシンガポールでは、日本の企業のような家族手当などもなく女性も労働力として働かなければならず、なおかつ少子化の影響で、子供を持つことで税金が優遇されるなど、子供を持つことも要求されるという過酷な現状があるそうです。そんな中で家事と子育て両方をやっていくには、外国人家事労働者は必要不可欠だそうです。

とはいえ、外国人家事労働者から見た様々な問題点もあります。代表的なのは虐待や賃金の未払い。雇用主がスポンサーであるため、少しでも嫌われたらビザの更新ができなくなったり、休日の規定がなかったり、親族間で労働者を使い回したりすることもあるそうです。

外国人家事労働者として働くフィリピン人の母親たちは、本国では中間層より下の人たちだそうです。食べるのに困っているわけではないけれど、子供の教育程度を向上させるために働いているとのこと。その間、本国で子供の面倒を見ているのは、女性親族が多いそうです。

最後に、シンガポールの外国人家事労働者の入管政策などは、今後の日本の移民政策のモデルケースになっているのだそうです。そして、外国人家事労働者を受け入れたとしても、子供の教育の責任や、またお金を払って家事労働をしてもらうことへの葛藤など、逃れられない母の役割は大きいと話されました。

この映画もそうですが、本当にいろいろな問題が含まれています。
家事とは何か?家族とは何か?
一度ご覧になって、いろいろ考えてみられてはいかがでしょうか。

(空飛ぶ猫)


2015.3.29
『SHIFT 恋よりも強いミカタ』石谷治寛さんによるトークを開催!


3/28(土)上映終了後、臨時『ラブストーリー映画学』と題して石谷治寛さん(甲南大学人間科学研究所博士研究員)によるスペシャルトークを行った。美術史などをを専攻されており、他大学では映画を使った講演をされているお方だ。

"LOVE"の定義からトークは始まり、"ラブストーリー"がテーマの映画を何本か紹介して頂いた。"スクリューボール・コメディー""ファミリー・メロドラマ"といった言葉を初めて知ったお客様も多かったのではないでしょうか。

ラブストーリーとしての『SHIFT』ではフィリピン経済と作中の関連あるシーンを引き合いに出して解説して頂いた。「冒頭のパソコンの画面とエステラの表情、多くの情報が1つの画面に混在している様は現在のフィリピンの経済、ダイバーシティ(多様性)を表現している」と語った。

さらに「今作は言語が重要なキーワード」だと語り、作中ではタガログ語と英語が使われ、シーンによって、どちらの言語を使用するかで人物の感情を表現しているとも語った。「エステラの職場であるコールセンターでの些細な会話のやり取りや、エステラが想いを告げるシーンには特に注目してもらいたい」と鍵となる場面も教えて頂いた。

"ゲシュタルト崩壊""アイデンティティクライシス"など普段耳慣れない言葉が飛び交ったが、1シーンずつ整理して映像を見てみると監督の意図していることが伝わる。日本とは異なるフィリピン文化、経済のことを知ることは楽しい。何気なく挿入されている言葉や風景には意味があり、それを取捨選択して映画を理解しようとするのは全く新しい映画になりそうだ。

トークの冒頭で「このトークを聞いても、恋愛は上手くならないので悪しからず」という言葉で始まったが、それ以上に得たものは多いように思う。

"ラブストーリー映画学"と銘打って開催したが、お客様にどう伝わったかが気になるところだ。

『SHIFT 恋よりも強いミカタ』は1週間限定上映。4/3(金)まで!
元町映画館でしか手に入らない、主演女優の"イェン・コンスタンティーノ"さんの最新アルバムも絶賛販売中!

(芋羊甘)


2015.3.29
『二重生活』菅原慶乃さんによるトークを開催!


3/28(土)上映終了後、"3人の男女から見える中国映画の現状とは"と題して、菅原慶乃さん(関西大学文学部)によるトークを開催しました。中国の鬼才"ロウ・イエ監督"の最新作となる本作。参加されたお客様の多くは女性でメモを取って熱心に聞き入っていた。

「ぼくのキャメラは嘘をつかない」というテーマで始まり、いきなりロウ・イエファンにはたまらない写真が!?普段は強面の監督と『ふたりの人魚』で主演を務めた"ジョウ・シュン"との笑顔のツーショット。偶然撮られたものでこれにはお客様も驚いていた。

監督の生い立ちから始まり、『デッド・エンド 週末の恋人』をもとにした監督が用いる技法については知らないことが多く画面に釘付けだった。

"触覚の表現"では監督独自の人間の肉感を表現しているそうだ。見えない感覚を表象化しているシーンが『二重生活』にもあり、それは雨のシーンだという。雨のシーンははロウ・イエ作品では必ずと言っていいほど現れ、しずくや濡れた衣服、雨によって流れでてくる血などで中国のじっとりとした気候やそこ人がいる肉感、恐怖感を表現しているそうだ。

菅原さんによると「ロウ・イエ監督の映画にはラブストーリーやサスペンスといった基本的な"ジャンル"分けがなく、『二重生活』の英題は"Mystery"と初めて"ジャンル"を決めて作品製作を行ったのではないか」と説明した。さらに中国の映画事情と絡めて、「中国の検閲体制下ではジャンル映画の慣例化された表現のほう作りやすいと考え、自分が率先して大衆向けの作品を作り、新しい映画作りのキッカケにしようとしたのが伺える」と語りました。

最新作の『推拿』(2014)が世界各国の映画祭で披露されている。私は『ふたりの人魚』以外でロウ・イエ作品を見たことが無かった。しかし今回、監督の来歴や頻繁に出てくる技法を知れたことでもっと作品を見たくなった。

ロウ・イエ監督が新しく挑戦した意欲作『二重生活』は4/3(金)まで!
冒頭の雨のシーンは見逃し厳禁!

(芋羊甘)


2015.3.29
『カメの翼』田中幸夫監督、出演の山本勝也さん、須磨寺の小池管長による舞台挨拶&スペシャルトークを開催!


3/28(土)
春の陽気が感じられる中、舞台挨拶、そしてトークが行われた。立ち見がでるほどの満席!!トークでは急遽、別件で田中監督、小池管長途中退席の中、山本勝也さんのトークが炸裂。

山本さん自身、話出したら止まらないとというほどのしゃべり好き。田中監督の『徘徊』(当館では4/4から公開)を監督としっかりと宣伝なさっていた。

アメリカ映画、アメリカンポップスといったアメリカ文化が大好きと語る山本さん。渡米の際に飛行機から見下ろせる砂漠、そこに広がる太陽光発電が設置されている景色に感動したそう。しかし「クリーンな発電が推奨されている反面、吸い取られたエネルギーを必要としていた生き物は辛い想いをしている。一方的な見方を見直さなければならない」と語った。

過酷な環境である砂漠で人だけでなく、サボテンやトカゲなど自らが生きるために環境に適応している姿に驚いたそう。普段から生物を観察、保護しているからこそ、違った土地で生きている生物を見ても観察眼が鋭いのは流石だと感じた。

嫌いな食べ物はほとんど無かったそうですが、アリゾナでツナのサンドイッチを食べて「キャットフードか!?』と言い放ったそうです。自分の想いを素直に語る山本さんのその実直さに人々は感化され、映画になったのではないでしょうか。

最後のQ&Aでは「その土地に生きる個体種を増やすために人間が数を操作し、それまで生きていた生物の生態系を変化させることは良くないのでは?』という意見が出た。山本さんは「確かにそうです』と認め、「でもブラックバス増加のように人間が変えてきたことは人間じゃないと戻せない」と語った。「米作りは手間暇かけぶんだけ、美味しくなる。生態系も同じで、人間が時間をかけて育てないとますます生態系は変化していく」と締めくくった。

同じように考えていても実際に行動に移す人は多くはないだろう。山本さんはそれを率先して行っている。映画の中でも若い子どもを巻き込んで積極的に発言し、活動していたのが印象的だ。トークにも多くの学生が参加しており、熱心に耳を傾けていた。

眼鏡を売りながら、自然を守るという誰にも真似できない活動をこれからも応援したい。
『カメの翼』は4/3(金)まで連日12:10~公開中

(芋羊甘)


2015.3.25
『チョコリエッタ』風間志織監督による舞台挨拶を開催!


3/22(日)『チョコリエッタ』上映を記念して監督である風間志織さんによる舞台挨拶&トークショーを開催しました。

以前から神戸で舞台挨拶をしたいとおっしゃって頂き、会場に着くなり当館のことを「良い映画館ですね」とお褒めの言葉も!

上映前の舞台挨拶では、先日完成したばかりの作品のサントラCDを紹介。「これを聴けば、作品の理解度もぐっと深まる」と監督は言います。それもそのはずこのCDなんと監督、自ら選曲したそう。

そして上映後のトークショーではキノキネマの岸野令子さん、当館スタッフを交えてへべれけ?トーク。

何でも答えるとおっしゃてくれた監督は有限実行。なぜチョコリエッタを撮ることになったのかとの問いには「物理的キッカケと心のこと」と2つに分けて答えて頂きました。特に心のことでは「東日本大震災が起こり、今作をやっぱり撮らないとダメだ」と思い立ったそうで、作中にももちろん表現されており、作品の背景を知らないお客様は非常に驚いておられました。

主演の菅田将暉さん、森川葵さんは現場ではどんな様子でしたかの問いには「菅田さんが森川さんを飼いならそうとしていた」と驚きの答えが!

お店でアイスを食べるシーンは現場の2人が休憩中にアイスを食べている雰囲気を監督が気に入り「それいいから、映画の中にいれといてよ」と決まったようです。実際には飼いならすよりも2人で和気あいあいとした雰囲気だったよう。

そして2人に対して監督は「役者が監督より映画のこと理解しているくらいじゃない受けたらダメ」と2人の演技をかなり信頼していたことが伺えます。作品に出てくる奇抜な衣装も本人たちの私服がそのまま採用されたり、髪型も自由にしてOKなど、現場の雰囲気を変えてしまうのもこの2人の魅力かも。

今作のサントラについてはフェデリコ・フェリーニの『道』を想定させるような音楽を作りたいと考え、作曲家にお願いしたそう。主題歌にもなってい る"JUMP"忌野清志郎さんのファンという監督の強い想いで実現したようです。

そんな監督の強い想いとキャストから作り出された『チョコリエッタ』4月3日(金)まで上映しておりますのでまだの方はぜひ!

(芋羊甘)


2015.3.15
『MARCHING -明日へ-』中田新一監督&久一千春さんトーク開催しました!


3/14(土)『MARCHING -明日へ-』上映後、東京から駆けつけてくださった中田新一監督と、復興支援ボランティア団体「バレンタインチーム」の久一千春さんにお話をしていただきました。

本作制作のきっかけについて、「マーチングバンドを見て感動し、すっかり魅了されてしまったので音楽映画を作りたいと思った」と中田監督。マーチング発祥の地である横浜のマーチングバンドと、福島の港町のブラスバンドの交流と絆を描く映画の企画は進み、いざクランクインというところで東日本大震災が起きてしまいます。すぐに現地に向かったものの、とても撮影ができる状態ではなかったと話されます。

一時は諦めたものの、シナリオハンティングで出会った福島の方々への支援活動を続けるうち、やはり撮ろうと思い直したそうです。マーチングはただの音楽ではなく「応援」という一面がある、この映画を完成させて被災地を応援したいとの思いで映画は完成しました。「いろんな人のいろんな思いをそのまま描いた。映画としては不親切とお叱りを受けるかもしれません」と中田監督。

久一さんはこの日、福島から関西に避難して来られた方を連れて来られていました。彼女が苦渋の末に避難された事情もお話ししていただき「本当にいろんなケースがあるんです」と久一さんは話します。いろんなケースがあるということをまず知ってほしいという言葉が、先ほどの監督の言葉とも重なります。

「話すのは苦手、伝わるかわからなくて不安」だと避難者の女性。でも故郷には両親も友人もいて、今も闘っていると思うと苦しい、福島が大好きで離れたくなかったと話します。彼女は現在、故郷の会津木綿を使って様々な思いを託した手づくり品を販売しています。当館でも3/17(火)・19(木)・20(金)の『MARCHING』上映後に販売に来てくださいます。ぜひお手に取ってご覧ください。

また、3/20(金)まで、福島県在住の写真家・飛田晋秀さんの写真展「福島のすがた ~3.11で時間の止まった町~」を2Fロビーにて開催しています。決して報道されない福島の現状を写した作品が多くあります。こちらは入場無料ですので、この機会に1人でも多くの方に観ていただきたいです。

友情出演しているトランぺッターの日野皓正さんは、「"音をひとつにする"という体験は人生に影響を与える」と話されていたそうです。中田監督が映画を完成させて一番嬉しかったのは、被災地の方に「音は届くんだ」と言ってもらえたことだそうです。音楽の持つ力を確かに感じられる『MARCHING』、ぜひお越しください。

(み)


2015.3.14
『FORMA』坂本あゆみ監督、谷中史幸プロデューサー舞台挨拶を開催しました!


3/12(木)、当館で映画『FORMA』の監督原案の坂本あゆみさん、製作プロデューサーの谷中史幸さんによる舞台挨拶を開催しました。

今回急遽決まった舞台挨拶でしたが、その知らせを聞いたお客様が沢山駆けつけてくださり、大いに賑わいました。

見ていて本当に息が詰まる、人間の普遍的な闇に迫ったすこぶる力のあるこの映画。坂本監督と脚本の方とが、型破りで全く新しいものを目指し、4年という歳月をかけて作られたものでした。しかし無名の新人の脚本。最初はいろんな方に断られたといいます。

「わたしはラッキーな方だったと思います。」

そこに目をつけたのが谷中プロデューサー。脚本の中に光るものをみつけました。その時の衝撃を今でも覚えているといいます。 そこから二人三脚で映画の製作がスタートしました。

『FORMA』は固定カメラ、長回し、そして音にもこだわりを感じました。主要人物の会話が小さく、環境音、周りの雑音の方が大きい。映画の中であえて「隠す」ような演出があるのは、観客に自ら考えて欲しいと思いがありました。

「今の人は1分間モノを考えなくなっている。」

ネットやテレビのこの時代、何もかもが説明過多だと監督は言います。この情報化社会の中で私たちは受け身になり、想像力がどんどん欠如していってるのではないか。もっと本質を見極める事が大事なのではないか。そういったスタンスが根底のひとつにありました。

だからこそ、こちらから答えを提示するような演出を監督は避けていました。観客が映画と好きな距離感を構築して、そこから自分の感性で映画の答えを探して、考えて欲しいと。

当日映画をご覧になったお客様の中でも様々な感想が飛び交ってました。素晴らしい映画だった。2回見て沢山わかったことがあった。主人公が悪人に描かれていて見ていて辛かった。などなど。

十人十色な感想があるように、『FORMA』の答えもその同じ数だけあります。もしかしたら答えなんてないのかもしれません。何が本当なのかわからないけれども、その「本質」を見極め、自ら思いを巡らせること。するとまた違った形が見えてくる。そうやって『FORMA』は映画という概念から、観客と一緒に形を変え、成長していく物語でもあります。

坂本監督は映画制作を通して、映画を観ている全ての観客とのコミュニケーションを大事にしている方でした。当日のお客様との質疑応答でも、ひとつひとつ丁寧に答えられ、独自の哲学と知性の美しさが垣間見れます。

そんな坂本監督の次回作、なんとファンタジーになるそうです。谷中さんは「坂本の言うファンタジーですからね。」と一言。一体どんな映画になるのでしょうか。今からすごく楽しみです。いつかまたこの元町映画館で坂本監督の新作を上映出来ることを、スタッフ一同心からお待ちしております。

(つ)


2015.3.8
『ふたつの祖国、ひとつの愛 ~イ・ジュンソプの妻~』飛田雄一さんトーク開催しました!


3/7(土)上映後、「済州島、イ・ジュンソプ美術館を訪ねて」と題し、神戸学生青年センター館長の飛田雄一さんにお話をしていただきました。

飛田さんは自ら「韓国オタク」と称す通り、今までに60~70回は韓国に行っているのだそうです。済州島にもサイクリング旅行で数回訪れ、これまでに「3周くらいはした」とおっしゃっていました。

イ・ジュンソプ美術館は済州島の南、西帰浦(ソギッポ)にあります。飛田さんが訪れた際の写真をいろいろと見せていただきながらのお話となりました。

済州島は「風が多い、女性が多い、石が多い」と言われるそうです。「石」は火山岩で、これを積み上げた石垣が多く見られます。「風」が強いので済州島の家は屋根が低く、藁葺き屋根も飛ばないように縄をかけるなどの工夫がされているそうです。映画にも登場するイ・ジュンソプの暮らしていた家もそのような屋根でした。「女性」が多いというのは、済州島の男性は働かないで家にいるから見かけるのは女性ばかりだというエピソードに、会場は笑いに包まれます。

イ・ジュンソプの絵によく登場する海に浮かぶ島はイ・ジュンソプ美術館の屋上から見えるということで、その写真も見せていただきました。

イ・ジュンソプは韓国では知らない人はいないというほどの国民的画家ですが、その妻が日本人だということは韓国であまり言及されません。というのも、映画で描かれるように、戦火の激しくなった韓国から子どもを連れて日本に戻ったということで、妻の方子さんに対してあまり良い印象を持たれていないのだそうです。

そうやって誤解されたままでいる方子さんについて、ちゃんと描きたかったという酒井充子監督。飛田さんも「方子さんが生きていらっしゃる間によくこの映画を作ってくれたという思いでいっぱいです」と話されていました。

済州島は日本人にも人気の観光地です。訪れた際には、ぜひイ・ジュンソプ美術館と彼の暮らしていた家を訪ねてみてください。
『ふたつの祖国、ひとつの愛』は3/13(金)まで上映しています。ぜひこの機会に、イ・ジュンソプという画家、その妻の方子さん、そして2人の愛情のやり取りについて知っていただけたらと思っています。

(mirai)


2015.3.7
『私の恋活ダイアリー』スペシャルトーク「〈OVER40〉おとな女子のセキララ恋活事情!」開催しました!


3月1日、春風が吹き始めるこの頃、元町映画館では恋風が吹き始める映画、『私の恋活ダイアリー』の上映に合わせ、スペシャルトークショーを開催しました。

映画の主人公ニリは60歳になってもまだまだ恋に現役。そんな彼女について、そして中高年の恋愛事情について「40超えて、気づいたらシングル?」な3名が登壇。映画ライターの高野夏さん、映画パブリシストの岸野令子さん、そして当館支配人林未来です。

20そこそこのわたしにとって、大人な恋愛事情ってどんなのだろうと楽しみながら聞いていると…まぁ三人がぶっちゃけるぶっちゃける…。 

今まで付き合ってきた彼氏の数。年上?年下?孤独死?はこわくないか。性欲は今でもあるのか?おじさまのあこがれ?セックスフレンドを作るなら年下?カップルていう形がそもそも胡散臭い。勿論側に誰かがいて欲しいと思わない事はない。でもいつも一緒にいると面倒臭いから都合のいい時のそばにいてくれる人が欲しかったり。

そんな下ネタ本音全開のおっぴろげトーク。話をしてる3人の熱がだんだんと上がってきていたのがわかりました。

わたしは人見知りが激しく、恋に引っ込み思案で、恋愛というものに少女漫画のような夢を見ていました。恋い焦がれて、思いの丈を知られるのが怖くて何も言い出せなくて、関係が壊れないようにただ隣に居れればそれだけでいいとか。そんなモジモジしたような夢。

という女子中学生みたいな色んな幻想が、今回のトークショーでぶっ壊れたような気がします。嬉しいような悲しいような。

3人が自分たちの今までの恋について共通している事というのは、いまここにある出会いを大事に。長い人生の中、どんな恋でも積極的に。いや恋に限らず何かを求めて行動することがその人の人生を形作り、豊かにしていく。それはいくつになっても関係ない事。

そんな元女子中学生脳のわたしさえ勇気をもらえる「私の恋活ダイアリー」3/13まで絶賛公開中です。おや?その翌日14日といえばホワイトデーですね。みなさまご予定いかがですか?

(栞)

 


2015.3.5
『劇場版BiSキャノンボール2014』カンパニー松尾監督×ファーストサマーウイカさん舞台挨拶&ミニトーク開催しました!


2014年7月に解散したアイドルグループ「BiS」の解散ドキュメントに、昨年全国のミニシアターを熱狂させた『劇場版テレクラキャノンボール2013』のルールをBiSメンバーには内緒で取り入れて制作された『劇場版BiSキャノンボール2014』。

3/1(日)の上映後、カンパニー松尾監督と、元BiSで現在はBILLIE IDLEとして活動中のファーストサマーウイカさんの舞台挨拶を開催しました。雨にも関わらず、立ち見も出る大盛況!

ご挨拶を終えてすぐ「今観終えたばかりのみなさんには、この2人が出てくることに違和感があるかもですが」と松尾さん。それを受けて「それは今日劇場で観てくれた方への特典ということで」とウイカさん。ウイカさんはじめBiSメンバーは、劇場版公開の前にスペースシャワーTVにて放送された『BiSキャノンボール SSTV版』を見て初めて、監督たちが密かに定めていたルールや目的を知ったのだそう。松尾さんは「そんなバカなと思われるかもしれないけど、僕たちは本気でした」と話します。その真相はぜひ劇場で体験してください!

そしてテレキャノでも大きな話題をさらったビーバップみのるさんの話に。BiSキャノではテンテンコさんを相手にホドロフスキー監督の話で盛り上がりますが、実は『エル・トポ』1本しか観ていないと松尾さんが暴露。テレキャノを観た方は「さすがみのるさん…」と思ったことでしょう。ウイカさんは「みのるさんが相手なら簡単にヤっちゃってたかも」と衝撃発言!みのるさんがメンバー全員を相手にするのが観てみたい、と盛り上がりました。

予告編でもドキッとさせられるウイカさんの泣き顔。実はその時に着ているTシャツの柄が面白すぎて何度観ても笑っちゃうと言うウイカさん。泣きのインパクトが強すぎて誰にも気づいてもらえないけど、二度目を観たらここに注目してほしいと言っていました。

もう解散してしまってBiSという存在はこの世にないのに、この映画が公開されたことで今からでもBiSを知ってもらえるということが本当に嬉しいとウイカさん。「代表作は、と聞かれたら『BiSキャノ』と答えます!」という言葉に心の中で拍手を贈りました!

前述した『BiSキャノンボール SSTV版』は現在Gyao!で無料配信中。劇場版の前にぜひご覧ください。→
『劇場版BiSキャノンボール2014』は3/6(金)までの上映です。BiSファンもテレキャノファンも、この機会にぜひ劇場へお越しください!

(mirai)

 

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