イベントレポート


2015.5.14
『ザ・トライブ』スペシャルトーク開催しました!


『ザ・トライブ』上映初日の5月9日(土)濱口竜介さん(映画監督:『The Depths』『親密さ』etc)×門林岳史さん(関西大学文学部総合人文学科映像文化専修准教授)のトークを開催しました。

「実は手話を題材にした映画をつくろうと考えていて、『先を越されたな』と」開口一番、そう語られた濱口監督。以前、聴覚障害者の方の映画祭に参加され、聾唖の方は障害者というより、日本語のかわりに手話でコミュニケーションをとる人、という印象を持たれたそうです。
門林さんも、「全編ウクライナの手話のみで字幕のないこの映画は、登場人物と観客の間にコミュニケーション不全がある。観客は否応無しに、『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソンの立場に置かれる」。

というわけで、これまで誰も経験したことのない映画、という意味で、お二人とも「観られるべき映画」と口を揃えておられました。しかし、賛否両論出る映画、とも。

とくに話が盛り上がったのが長回しの多用について。
「基本は1シーン1ショットで、クローズアップもラストの主人公の無表情さを捉えた部分のみ。それも、意図的かどうか?観客に容易に感情移入させないようにしている」という門林さんのコメントを受け、濱口さんは「カット割りを戦略的に放棄してる。でも、長回しが目的化してる部分も多々あり」
「手話表現でハッとする場面があまりなかった。主演二人の野心に映画が応えられているだろうか」といった疑問を呈されていました。

観る者はスクリーンで起こることを集中して見ざるを得ず、自然と感覚が研ぎ澄まされていきます。次第に、登場人物の感覚を観客も肌で感じられるようになるこの映画。
ただ、そのような「装置」を聾唖の方達を演者にしてつくる、というのはどういうことなのか??

とりあえず、特別な映画体験のできる作品、ということに間違いはありません。
上映はまだまだ続きますので、是非、皆さんの目で確かめてみてもらいたいと思います。

濱口さん、門林さん、ありがとうございました!
(個人的には、濱口さんの手話の映画ぜひ観てみたいです…)

(S/N)


2015.5.12
「MOEBON」ついに創刊!第2号へ向けての文章教室を開催しました!


元町映画館とお客さんがいっしょに作る映画本「MOEBON」プロジェクト。2014年の秋に始まり、ついに第1号がAmazonの電子書籍「Kindle」にて5/9(土)に創刊しました!

そして第2号へ向けて、映画ライター体験文章教室を5/10(日)に開催しました。前回から引き続き参加の方もいらっしゃいますが、ほとんどが初参加のメンバーです。

MOEBONの編集長であり、教室の講師を務めるのはライターで編集者の中元文月さん。MOEBONが元町映画館からの宣伝になってしまわないよう、劇場からはネタと素材の提供のみで、企画・編集などはすべて中元さんと参加メンバーにお任せしています。

まずはMOEBONの紹介から。Amazonの販売ページを見つつ、ランキングもチェック。現在エンターテイメント部門&映画部門の新商品で2位(ちなみに1位はジブリです)!実際に販売ページを見ると感慨深いものがあります。

そして「これは新人ライターの指導をする時に必ず言うこと」と実践的な話に入っていきます。文章を書く時に意識すべき"絶対的3要素"や文章ノウハウの数々…。ライターなら絶対に外してはいけない基本だそうですが、社内で文章を書いたり、趣味でブログをしていても役立つことばかり。

さらには原稿をどうやってリライトしてゆくかのサンプルを実際に見せてもらい、内容は変わっていないのに文章がどんどん変化してプロっぽくなってゆくさまに「おお~~~」と心の歓声が漏れそうになりました。

今回の教室からも新たなMOEBON参加メンバーが生まれることを楽しみにしています。今後も教室は随時開催しますので興味のある方はぜひご参加くださいね。

MOEBON創刊号はこちらからご購入いただけます→
※Kindle端末だけでなく、スマホ、タブレット、PC(Windows/Mac)でも読むことができます。

MOEBON公式サイト→

(mirai)


2015.5.12
『正しく生きる』舞台挨拶&映画チア部によるインタビュー実施!!


2015年5月9日(土)『正しく生きる』上映初日、福岡芳穂監督、青山理沙さんによる舞台挨拶、そして終了後、映画チア部によるインタビューを行いました。

京都造形芸術大学の「北白川派」によって製作された本作。キャストの多くは学生が務めており青山さんもその1人だ。

まず司会から「タイトルの由来は?」と問われると、監督は「大学の中の北白川派でどんな映画を作るかという話し合いの中で決まった。この時、東日本大震災が起こり、生徒のからこの震災への募金箱を盗む男の話を作ろうという意見が出た。でもそれはあまりのも不謹慎だという反対意見がでた。良いこと、正しいことかを映画の中で提示することが決まりこのタイトルになった。」

福岡監督は青山さんをキャスティングした理由について「彼女は本来、優しくて明るい子。その真逆の役柄を与えたかった。特に本作では映画の中で学生にいつもとは違う自分を見つけてもらいたかった」と語りました。

「青山さんに監督の印象は?」とお聞きすると「現場での監督の姿は授業のそれとは全く違ったらしく、先生から監督へと自然に呼び方も変化しました。そんな現場作りによって自分も役に入り込めました」と語りました。

そんなお二人は本当の親子のよう。舞台挨拶終了後には当館で発足された映画チア部によるインタビューが行われました。舞台挨拶では聞けなかったぶっちゃけトークもありました(詳しい内容は後日更新される映画チア部のブログをご覧下さい)タイトルロゴや、キャストの設定に対して学生独自の解釈を加えた意見にお二人も関心されていました。「その意見頂きます」と監督からお褒めの言葉も。チア部のみんな、GOOD JOB!

そして、お二人にはチア部が製作した当館2階の展示企画にもメッセージを頂きました。書く時の後ろ姿はまるで親子のよう。
映画を製作したのもほぼ学生。宣伝、配給を担当したのもほぼ学生。インタビューをしたのは全員学生。若いって本当に勢いありますね。

そんな若い力が結集した作品『正しく生きる』は以下の上映スケジュールで公開中!
5/9(土)~5/15(金)
15:30~
5/16(土)~5/22(金)
20:20~

今なら先着でケンミン食品さんの「ビーフン』プレゼント(なくなり次第終了)
なぜビーフンかって・・・それは岸部一徳さんだからですよ

(芋羊甘)


2015.5.12
ハイテンション映画祭『インド・オブ・ザ・デッド』お化け屋敷上映開催しました!


元町映画館GWの恒例企画「ハイテンション映画祭」!
インド初のゾンビコメディ『インド・オブ・ザ・デッド』の上映に合わせ、5/5(こどもの日!)に"お化け屋敷上映"を開催しました。

普段は開場時オープンにしている扉をお客さま自身で開いてもらうと、場内はいつもより薄暗く、床には打ち捨てられた新聞紙が転がり、壁やところどころの座席には何やら怪しげなオブジェが。そして襲われた傷も生々しいゾンビが場内をうろうろ…。

ホラーチックに仕立てた劇場内で、大量投下したゾンビと一緒に、さらに希望者にはお客さま自身にもゾンビになっていただき、映画を楽しもうという企画でした!お化け屋敷というより、ゾンビ3D?!

映画上映中は何もできないので、開場から上映開始までの約15分間にすべてを注ぎ込んで演出しました。いかがでしたでしょうか?叫び声よりも笑い声が多かったような気も…。

スタッフとお客さまのメイク、そして場内の演出をしてくれたのは特殊メイクなどで活躍するnocoさんたち。さすがのクオリティで、傷メイクは間近で見ても「ぎゃー!痛そう!」とサブイボ全開になります。

ゾンビに噛まれた傷、引っ掻かれた傷、ケロイド状になった傷、いろんなパターンがありますが、中には寄生獣よろしく手の甲にミギー的なものを宿した人や、額の中心に第三の目が開いた人(私です!)も。

ゾンビがたくさんいる状態で映画が始まり、終わって電気がつくとなんと拍手が巻き起こっていました!楽しんでいただけたようで嬉しい限りです。

今回お客さまでメイクを希望された方は大半が女性の方でした。男性は変身を楽しむという習慣があまりないのでしょうか、シャイなのでしょうか?
ぜひ次回(あるのか?)からは男性もどんどんメイクにチャレンジしてほしいです!

(mirai)


2015.5.8
元町シネクラブ開催しました!


何とも、レポートの間が空いてしまいスミマセン。
ご報告はしていませんでしたが、シネクラブはちゃんと毎月開催してます!
というわけで、vol. 18(4/19)のレポートです!

まずはお題の『パンク・シンドローム』から。
「登場人物の一番魅力的なところが出てていい!
とくにペルッティのキャラクター。少ししか出ないが、カリの彼女なども人間性がわかって良かった」
「ペルッティが誕生日にカリが来てくれないことを気にしたり、カリがペルッティを嫌いだとか、皆すごく仲良くもなくやってるところが自然。喧嘩もするけど楽しいからやる、そんなスタンスは障害などに関わらず、バンドの良さを描いてる」
「日本ではグループホームで宿泊もできて、というのは難しい。親たちがお金を出して、自分たちで家作るとかしないと、、、。やはり北欧は福祉が充実」
「ペルッティが怒りを書き出すというのが、自分の感情を表現するという意味でよいと思った。障害があってもなくても、人間にとって大事なこと。また、知的障害があると子供扱いされがちで、本人は我慢してることが多いのでは」
「ペルッティは怒りの背景が描かれるから、人となりがわかる。すごくこだわりのある人。知的障害があると、もとの個性がより強く出る感じ」
「グループホームは個性の強い人たちが一緒にいるので、自由とのせめぎ合いになる。一方で、ダウン症の方といると癒される、というような声があるが、それは人がありのままでいいと思えるからでは」
「4人でちゃんと音楽になってる。パンクの強さを感じた。怒りの発露、ということで言えば、日本だと当事者のお母さんがまずパンクしないといけないかも」
「政治家の手伝いする場面も良い。障害があっても社会に参画できる、という真っ当な姿」
といった意見がありました。

あまり詳しく描かれませんが、グループホームのスタッフがすばらしいですよね。

続いて、『イロイロ ぬくもりの記憶』。
「心に染みる映画。感情移入する少し手前でカットが変わり、演歌みたいにどっぷりつからない。実際、現実なんてその程度で、リアリティあってよかった」
「メイドだけが外で食事していて、男の子がそれをチラッと見るとか、細かい描写も面白い。お母さんも一生懸命だけど空回りしてる感じが出てた」
「言語もちゃんとしている。シンガポールに行った時きれいで生活感ないと思ったが、この映画を見てそこに住む人の生活がわかった」
「こういうシチュエーションでお父さんが肯定的に描かれることは少ないので、好感持てた。優しすぎるわけでもなく、メイドに技術的なことを教えてあげるとか、よくわかる。一方、女性同士の関係は、よくわからない部分あった」
「作った人が男の子の立場。メイドの内面が描けていない。階級は越えられない。メイドは自分の子供を育てられない、という現実がある」
「メイドというより家族の映画。家族に他者が入ってくることで、どう変わるか。お母さんとお父さんも映画の中で成長する」
といった意見がありました。

むしろ、あくまでも家族の話である、という点が、家族とメイドの間にある大きな溝を感じさせます。家族の話というと閉じた物語になりがちなところ、世の中の空気をさりげなく挿入してくるのがうまいなぁ、と思いました。
今後が楽しみな監督さんです。

最後は、『徘徊』です。
「パンク・シンドロームに通じるところがある。おばあちゃんのキャクターがいい。これが性格違えば映画にならなかったかも。認知症になると地が出る。。。」
「まだ主人公のおばあさんは可愛いらしいし、悪態をついて罵倒してるシーンは撮ってない。娘がサバサバしてるのもあり、笑えるように撮ってる。泣けるシーンなんかもあって。関心を持ってあるテーマに入ろうという時、このように深刻な話題だけどユーモラスに撮ってると入りやすい」
「今は徘徊する人を抑えて、閉じ込めている。映画は娘が後ろからついていってるのでできるが。徘徊する自由、ってあるんだろうか」
「もう面白がるしかない、という面もあるが、一番最後に出る数字を見ると大変さがわかる」
「田舎より都会の方が面倒みやすい、というのは意外。都会だと、店の前にいるときだけ面倒みるとか、ライトな関わり方ができるのかも」
「娘の、自分もそう10年くらいは面倒みてもらったから、という覚悟がいい。そういう決意は必要だろう」
といった意見がありました。

今回はおやつの写真を撮り忘れたので、前回の羊羹の写真です(『滝を見に行く』→おばちゃん→和菓子?という発想…)。
次回も、多くのご参加お待ちしています!

(S/N)


2015.5.5
『圧殺の海 -沖縄・辺野古』影山あさ子監督トーク開催しました!


ベトナム戦争終結40年の節目で開催中の特集上映『いま、考えるベトナム戦争とその「戦後」』。過去の戦争を振り返るだけでなく、現在、そして未来のことを考える機会にしたいという思いで企画しました。

特集4作品の中で、もっとも"現在"と"未来"の部分を担っているのが沖縄の米軍基地問題に焦点を当てたドキュメンタリー『圧殺の海』です。5/4(月)上映後、藤本幸久さんとの共同監督を務める影山あさ子さんにお越しいただき、トークを開催しました。会場はたくさんのお客さまでぎっしりです。

影山さんらが辺野古を撮り始めたのは2004年。そして昨年7月に辺野古の新基地建設が着工されてからは、「何かが起きてからでは遅い」と可能な限り現地に詰めて、陸地と海の上から、毎日4台のカメラで沖縄の人たちの闘いを撮影しています。

撮影を始めた10年前と現在ではかなり状況が変化しているそうです。以前は中立の立場を保とうとしていた海上保安庁の職員たちが、現在では抗議に立つ市民たちを暴力で強制排除し、弾圧しているのです。カヌーに乗り海上で抗議行動をする人の中には、肋骨骨折や頸椎捻挫などの怪我を負わされた人も少なくないとか。

もうひとつの大きな変化は、メディアへの弾圧です。中央メディアはもう取材に来ず、地元のメディアも抗議行動をしている人たちに近寄ることができない。「たくさんいたマスコミもずいぶん減って、今は私たちと琉球新報くらい」と影山さん。

この変化について影山さんは「安倍政権は新基地建設を何が何でも実現させようとしている。そのために暴力をもってでも抗議者を排除する権限を与えているのではないか」と話します。この映画がなければ、そんな現実を私たちが知る術もなかったに違いありません。

ただ、辺野古の企てが倒れれば、安倍政権も倒れる。ここで勝てば未来は変えられる。自分たちの未来を取り戻す闘いだと影山さんは話します。そしてどうか沖縄に来て見てほしいと何度も繰り返していらっしゃいました。遠くで反対するのではなく、具体的な抗議の行動が沖縄の闘いの軸を作ってきたのだと。

影山さんらは現在続編の製作を予定しています。今この瞬間も沖縄の人たちの闘いは続いています。どうかたくさんの方にこの映画を、決してメディアでは報道されない沖縄の現実を観ていただけるよう願っています。

(mirai)


2015.5.4
『劇場版テレクラキャノンボール2013』カンパニー松尾監督×ミルクマン斉藤さんによるスペシャルトーク開催。


5月2日(土)夜も深くなって来た22時、ハイテンション映画祭2015の作品の1つ『劇場版テレクラキャノンボール2013』公開を記念してカンパニー松尾監督、ミルクマン斉藤さんによるスペシャルトークを開催しました。

"酔い割り"実施を記念して、お客様と乾杯!お酒が全く飲めない松尾監督。「今夜は俺、顔が真っ赤になるまで飲むよ」という意気込みからスタート。ミルクマンさんは無類の酒好き。映画のことよりもお酒のラベルに書かれたアルコール度数について語り合う展開に。いきなりお酒の力、炸裂!

「テレクラキャノンボールは映画じゃない」と語る松尾監督。東京で6日間の限定公開だったのですが評判を呼び、再び神戸へ。

この作品の見所の一つとなるシーンの話。これを知っていると知らないではこの作品の面白さが全く変わります。監督によると「魔法の言葉」があり、「限定公開だったので短期間で多くのお客様に見に来て欲しい。だから公開初日にネタバレは禁止で」と説明した。「これを知ってると知らないとじゃ、君たち見に来なかったでしょ?」お客様からはドッと笑いが起き、多くのお客様が頷かれていました。

ミルクマンさんはこのシーンに際して「人間力が強くないとできない」と語ると、監督は「やるしかない。怖いけど、負けたくない。人の弱さが最も現れている」と語りました。

監督は出演者の上手い言い回しに感動しており「自分たちの仕事は女の子を怒らしてはダメ。いかに気持ちよく帰ってもらうか。みんな本当に上手い」と語りました。女性へのさりげない言葉、画面の中で繰り広げられる人間模様は男なら勉強になるはず。

「summer,2013」(通称オシャレテロップ)がシーンの区切りごとに挿入されています。これかっこいい。参戦者の後ろ姿からのテロップ。一戦交えたあとのテロップ。監督は「評判が良かったから、他の作品でも使ってみたがかっこよくない。これはテレクラキャノンボールのためにある」との説明がありました。

トークが終了したのは23時過ぎ。戦友バクシーシ山下さんとのマリオカート、カレー好きからのボインカレー、次回作など。酔っているからこそのオフレコトーク。これを聞けたお客様は非常に幸運!

『劇場版テレクラキャノンボール2013』観るか観ない人生なら、観る人生の方がよっぽど有意義。
ほろ酔い気分で観れる上映日時は5/6(水)17:00~だけ!
これがほんとにほんとに見納めかも?
お見逃しないように! 

(芋羊甘)


2015.5.4
『ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実』泥憲和さんトーク開催しました!


5/2の『ハーツ・アンド・マインズ』では上映終了後に元自衛官である泥憲和さんをゲストにお迎えして「アメリカの戦争と日本」をテーマにトークショーを開催しました。

泥さんが陸上自衛隊に入ったのは1969年。ベトナム戦争さなかということになります。入隊当時の泥さんはアメリカ側の考え方だったそうです。共産主義は疫病のようなものであり、その思想を断つためには、軍事力の行使はやむを得ないとお考えだったそうです。

新聞ではアメリカが負けていると報道する一方、あるメデイアは戦場は北に移動している、すなわちアメリカが善戦していると報じます。「新聞は本当のことを言わない。」「共産主義の間接侵略だ。」と泥さんは理解したそうです。

しかしベトナム戦争が終結し、しばらく時間が経ってから考えると、ベトナム戦争はゲリラ戦だったので、そもそも戦線が存在しない戦争であったことに気が付きます。当時はアメリカに勝ってほしい気持ちが、目を曇らせていたと振り返っていただきました。

次に日本とベトナム戦争との関係についてお話しいただきました。

アメリカ主導の戦争である限り、日本が関係ないということはありません。ベトナム戦争当時も傭兵などで1000人を超える日本人が米軍に雇われ、 輸送任務に就いていたようです。

また真相は明らかではありませんが自衛官が研修名目としてベトナムに行っていたという言及も!これを日本には存在しないはずであるAK47というロシア製のライフルが真駒内駐屯地にある資料館に展示されているという事実を軸に説得力を持ってお話しいただきました。

その他にも、ベトミンの初期の訓練をしたのが旧日本軍の将校だというお話や、現在まさに議論が交わされている集団的自衛権などにも触れ、これからも平和について考えていかなければならない我々にとって、とても有益なトークショーとなりました。

泥憲和さんのトークは1日限りの開催ですが、元町映画館では『ハーツ・アンド・マインズ』に合わせて良質なドキュメンタリー映画を4本、上映中です。サイゴン解放後を撮った『トンニャット・ベトナム』。枯れ葉剤がテーマの『花はどこへいった』、『沈黙の春を生きて』。そして沖縄米軍基地問題を取り扱った『圧殺の海ー沖縄・辺野古』。

いまこそ観るべき作品だと思いますので、ぜひ合わせてご覧下さい。

(斉藤)

本日の上映作品

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