イベントレポート


2016.6.29
「毎月1日「映画の日」が神戸キッカケって知ってました? ~映画をもっと楽しむための映像とシナリオ講座~」開催しました!


昔から「長いイベントタイトルはダメ」といわれているなか、あれよあれよと参加申込みがあり、気がつけば満席(増席しました)となったイベント。

6/30(木)開催の「毎月1日「映画の日」が神戸キッカケって知ってました?〜映画をもっと楽しむための映像とシナリオ講座〜」は盛況となりました。ご参加ありがとうございました。

また今回のイベント趣旨にあった「映画の感想を友だちに話そうとしてもうまく話せない。うまく書けない…なんかモヤモヤする」は、映画の歴史、映画が芸術と呼ばれた経緯、シナリオの基本、これらを押さえると明確に語れるようになるとのこと。

というわけで、まずは「映画の日」が神戸キッカケの理由…を語るには、映画の歴史からということで、リュミエール兄弟、エジソン&ウィリアム・ディクソンの映画発明の歴史を再確認。
「リュミエール兄弟とエジソンどっちが映画を発明したと思いますか?」の質問に、参加者全員が「リュミエール兄弟」と回答。しかし、日本初だとされる神戸の上映はエジソン版。「つまり、神戸人はエジソンを応援しないといけないのです!」というオチにビックリ。また、神戸で初上映したという神戸・花隈「神港倶楽部」の最新写真が2015年秋に再発見されて、新たな論争にもなっているとか。

続けて、映画を芸術まで高めたジョルジュ・メリエス、デビット・W・グリフィス、セルゲイ・エイゼンシュテインのお話。さすがに映画ファンなら知っている内容ばかりですが、新発見もあり。

また、編集やカットにいろいろと名前があるのは驚き。「ティルト」や「ドリー」は知っていても「エクスパンド・ドリー」「サーチ・アップ」など、すでに確立されている映像テクニック(カメラ移動や編集が観客にどういった印象を与えるか)が多々あることもみなさん知らなかったのではないでしょうか。

そのなか参加者アンケートにもあったように「余談で語る、映画関係エピソードが面白かった」という意見も。

年内によりショーアップして再開催予定です。どうぞお楽しみに!

(たむら)


2016.6.29
『オマールの壁』スペシャルトークを開催しました。


上映2週目、6/24(土)京都大学大学院教授 岡真理さんをお迎えし、「魂の破壊に抗して—映画『オマールの壁』が描く占領の暴力」と題してスペシャールトークを開催しました。

初週はお客様の入りがあまり芳しくなかったので心配していたのですが、本日は超満員ということで、やはり皆様「岡真理さん待ち」だったようです。
岡さんは各所で本作『オマールの壁』のトークをされたようですが、どちらでもご登壇時間は20分ほどだったとの事で、少し喋り足りなかったようです。しかし、元町映画館は岡さんをお招きしてそんな勿体ない事はいたしません。岡さんのお時間の許すまでどうぞ。ということで、何とみっちり2時間ノンストップでお話して頂きました。まさにスペシャルトーク。大学の講義より長いのでは?

今回、映画では解り易く説明されていない「占領の暴力」を、具体的に、そして暗喩をどう読み解いていくかをご説明下さいました。

まず問題の成り立ちは、第二次世界大戦終了後、1948年にパレスチナ人の土地にイスラエルが入植し、その後何度かの争いの後、1967年の国連安保理が定めた境界線ではヨルダン川西岸地区とガザ地区をパレスチナ自治区と認めました。しかし、イスラエルはなんだかんだと嫌がらせをして、どんどんと入植し、それから50年経った今でも、イスラエル側は国連安保理決議を無視し続けて、実際にはパレスチナの自治をあらゆる手段を使って阻もうとしているということです。

例えば『オマールの壁』にも出てくる、象徴的な分離壁は実は、イスラエルとパレスチナの境界線にあるのではなくて、実際にはパレスチナ自治区の村や町の中を分断するように建てられている。壁は「境界」を示す物ではなくて、実際のところは、パレスチナの人々の生活を蹂躙するために造られているのです。家と会社の間に壁があったり、家と畑の間に壁があったりして、何時間もかけて遠回りして、チェックポイントへ行くしかないのです。
さらに、チェックポイントには兵役の18~19歳の若い兵士がいて、ヒマつぶしにパレスチナの人々に幼稚な嫌がらせや、暴力をふるっているのだそうです。

そこで、岡さんから衝撃の動画を見せてもらいました。
それに写っていたのは、あるご婦人(高齢者)の家の玄関が外から溶接されて出られないようにされています。当然ながらご婦人は自宅から外に出れない。出るには、まず家の屋上に出て、ハシゴを登ったり降りたりしてご近所さんの家の屋上に行き、そこからハシゴで外に降りる。自宅を出入りするのに毎回これを繰り返すしか方法はないのだ!
普通の人間では考えられない、何と酷い嫌がらせだろう。そしてあまりにも幼稚すぎます。

最近のイスラエルは右派が一般市民を洗脳していて、ホロコーストの生き残りの方々でさえも、自分たちの正当性を主張するための材料にしている状況にあるらしいです。

岡さんは言います。50年間この暴力を放置し続けているのは国際社会だ。私たちなのだと。この映画の感動をただ、消費するだけではダメ。私たちはもっと知らなければいけない。日本のメディアが伝えない「占領の暴力」を「自分で調べて知ること」そこから始まるのです。

岡さんご推薦の『オマールの壁』は7/8(金)までの上映です。お見逃し無く。

(藤島)


2016.6.28
『つむぐもの』犬童一利監督による舞台挨拶を開催しました。


6/25(土)『介護』を通して紙漉き職人とワーキングホリデーとして日本にやってきた韓国人女性との心の交流を描く『つむぐもの』。本作の上映を記念して犬童一利監督による舞台挨拶を開催しました。

なぜ介護をテーマにした映画を?
「初めからプランがあったわけではない。僕自身も介護に関しては無知だった。『愛、アムール』(監督:ミヒャエル・ハネケ)を見た時に次回作は介護に対して向き合うような作品を作ろう」と思ったそうです。

本作では剛生(石倉三郎さん)とヨナ(キム・コッピさん)が介護を通じて心の交流を描いています。「紙漉きという日本の文化が介護だけでなく二人の文化の違いを表現しどのように距離を縮めていくかという役割を持ってくれました」とおっしゃいました。「ヨナが日本人であればこの映画は成立しなかった」と語りました。本作のお酒を飲み交わすシーンも出身国が違うからこそできたと考えると興味深いです。

石倉三郎さんも監督と初めて対面した時、金髪姿の犬童監督(当時20代)を見て「なんだコイツっ」と思ったそうですが、本作の剛生役はお気に入りだったようです。

また新人の看護師役にはNHK連続テレビ小説にも出演した吉岡里帆さんが涼香役を演じています。ヨナとぶつかりあいながらも自分の介護を見つめ直すという点では「この役は必要不可欠だった」と監督はおっしゃいました。国籍も違い、さらに介護の知識もないヨナとの交流によって涼香がどう劇中で変化していくかも見どころの一つではないでしょうか。「彼女のことも応援して欲しい」と監督はおっしゃいました。

最後に監督から「本作が全国で上映できることはありがたい。僕みたいな監督がこれだけのキャストを起用して作品を作れることがない。こういう作品で動員を出さないと僕らの世代が映画を作れなくなるのでぜひ皆様の口コミで本作の魅力を伝えて欲しい。作品を一緒に育てて欲しい」とおっしゃいました。

宣伝担当必死に残り2週間告知したいと思います!
老若男女問わず、皆様の来場お待ちしております。

(芋羊甘)


2016.6.27
6/26(日)映画『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』トークイベント開催!


坂本雅司プロデューサーとサブカル全般に詳しい神戸在住のロック漫筆家、安田謙一さんをお迎えしトークイベントを開催しました。
この映画は赤塚不二夫生誕80周年(2008年72歳で逝去)を記念して製作され、関係者への撮りおろしインタビューと過去の映像・音声で構成されています。

約1時間のトークにはここだけの話がほとんどで皆様たいへん満足されていました。
トークのさわりと挿話を一つ紹介します。

最初のほうで坂本さんから長谷邦夫という名前が出ました。
長谷さんは赤塚不二夫にとって最も重要な人物と言えます。
赤塚不二夫名義の編集・漫画であっても実際は長谷さんが編集し漫画もゴーストライトしていました。
長谷さんはパロディ漫画というジャンルを開拓した漫画家でもあります。
赤塚不二夫告別式の弔辞で「私もあなたの数多くの作品の一つでした」と言ったタモリへ引き合わせたのは長谷さんですが、赤塚作品の一部は長谷さんのものでした。現在ご病気のため取材はできなかったそうです。
安田さんは映画から受けた印象を「時系列で作られておりほとんど知っていたことだった」と。さすがです。
今日は坂本さんから話を引き出す聞き役に回ることが多かったです。

坂本さんからのエピソードを一つ紹介します。
赤塚漫画のキャラにはいくつか対応する実在の人物がいるそうですが、ニャロメにもいます(猫ですが)。
赤塚さんの小学校時代に強いどら猫がいて、そいつの手足を縛って池の中に放り込んだら全然平気だったとのことで、リスペクトをこめてニャロメが生まれたそうです。ちなみに赤塚さんは愛猫家です。
その他にも紹介したい(けどできない)裏話は多かったです。

人生をギャグに捧げ、個人でありながら一大勢力だった赤塚不二夫。
天国の赤塚先生、素晴らしいトークを拝聴してこんなレポートでいいんでしょうか?
これでいいのだ!

(高橋)


2016.6.26
『ステーキ・レボリューション』先行上映会を開催しました!


世界一おいしいステーキを探す旅を追ったドキュメンタリー映画『ステーキ・レボリューション』。当館での公開は7/2(土)からとなりますが、それに先駆けた6/24(金)に先行上映会を神戸煉瓦倉庫内にある「RED BRICK1898」にて開催しました。

先行上映会ではただ映画を観るだけではありません。おいしそうなお肉がたくさん出てくる映画の内容にちなんで、映画の後に「選りすぐりのお肉5種」を食べ比べしていただくというもの。『ステーキ・レボリューション』のキャッチコピーに「知って食べると、100倍おいしい!」とありますが、正にそれを実証しようみようじゃないか!というイベントでした。

上映は19時から行いました。おそらくお仕事終わってすぐの方も多かったかと思います。お腹が空いている状態で申し訳なかったのですが、お肉はもう暫くの我慢。映画の尺が114分と比較的、長めでしたので、かなり、じらしてしまいました(笑)。今回のイベントがユニークだったのはすぐ横のキッチンでお肉を調理している中、映画を観るということ。ステーキをスクリーンで観ながら、実際にお肉の香りが漂ってくるという、これが最近評判の4DX?と言いたくなる面白い体験でした。ちなみにお肉5種は以下のような内容でした。・黒毛和牛ロースト・ブリスケスライス(黒毛和牛)・骨付きカルビ・自家製ローストビーフ・神戸牛三角バラあぶり

そして何と言っても「RED BRICK1898」の雰囲気の良さ!オシャレな空間の中で観る映画というのもまた良かったです。ユニークなイベントを定期的にやっているのでぜひチェックしてみてください→

映画はいよいよ7/2(土)から公開です!映画では国によっての「お肉」に対する考え方の違いや、精肉店、レストランのこだわりを興味深くご覧いただけるかと思います。ランキング形式で描かれているのも面白いところ。日本は果たして何位なのか?!ぜひご鑑賞いただければと思います。

(斉藤)


2016.6.26
元町シネクラブvol.32を開催しました。


6/19(日)元町シネクラブvol.32を開催しました。いつものシネクラブと何か違う…そう今回は男性の参加者が多かった!作品のため、それとも偶然?おそらく後者のような気もしますが、今回も当館で上映した作品について「面白かった!あのシーンはどういう意味なのだろう?」などなどそれぞれ思った通りのことを共有するそれがシネクラブ。

今回も4作品を取り上げましたが中でも意見の多かったのは『火の山のマリア』と『リップヴァンウィンクルの花嫁』

『火の山のマリア』
南米グアテマラを舞台にマヤ族である少女マリアが自分の運命と向き合うお話。グアテマラ映画なんて聞いたことがない!というところから始まりグアテマラが抱える社会問題についての意見が飛び交いました。「裕福なのか、妊娠させて逃げた男。最低!逃げた男はアメリカに行ったがグアテマラとアメリカとの関係は?"マリア"というのは旧約聖書のあの…」など。個人的にはみなさんの会話に出てきたボリビア映画『コンドルの血』(監督:ホルヘ・サンヒネス)が非常に気になる。

『リップヴァンウィンクルの花嫁』
元町映画館初!岩井俊二監督。当館でも多くのお客様にご覧いただきましたが皆さんの目にはどう見えたのでしょうか。「綾野剛が良いもん、悪いもん。岩井俊二監督による黒木華さんの捉え方」という役者に焦点を当てたお話や他の男性参加者は「一見、黒木華さんのサクセスストーリー見えるけど、綾野剛によっていくらでも人生を変えられてしまう。愚かなお人良しの女性映画ではないか」という意見があり、それには参加者の皆さんも聞き入っていました。

次回のシネクラブは7/17(日)に開催。3連休真っ只中。いつもどおりにゆるりと開催予定ですのでご興味ある方ご参加お待ちしております。

シネクラブvol.33 お題はこちら→

(ひ)


2016.6.23
6/18(土)『ファブリックの女王』トークイベントを開催!


マリメッコの創業者アルミ・ラティアの人生をドラマ仕立てで描いた『ファブリックの女王』
この映画の公開を記念して大垣徹也さんをお招きしてトークイベントを開催しました。
大垣さんは北野にあるお店markka(マルカ)のオーナーであり、マリメッコなどの北欧ヴィンテージ雑貨の販売とカフェの経営をされています。

ご来場者にはお店のファンの方やマリメッコを着られた方が目立ち、トーク会場でもマリメッコの代表的なファブリック(布地)を壁に掛けて大変華やかな雰囲気でした。
大垣さんはマリメッコを代表するストライプシャツを着られさすがによくお似合いでした。

トークはアルミ・ラティアとマリメッコ関係の映像をスクリーンに映して見ながら、お客さんへも質問をいただきながら約40分間行なわれました。

一部だけご紹介します。
マリメッコの特長としてすべてのファブリックにはプロダクト名が端っこに記されています。またすべての商品に「marimekko」が刻印されていますが、これは1950年代当時使用のタイプライターのフォントだそうです。
これを聞いて面白かったのは、ファブリック(布地)と同じ意味でテキスタイルという言葉があるそうですが、文字と糸を編んで作ったところにテキスト(編まれたもの/文章)ができるのですね。
しかも「marimekko」は「マリちゃんのための服」という意味でアルミ・ラティアの「armi」が文字として編み込まれています。

トークの最後に2011年夏のファッションショーを見て終わりになりました。
大垣さんによればフィンランドでは夏、とても多くの女性がマリメッコを身にまとうのだそうです。長い寒い厳しいフィンランドの冬を越して出会った春、夏への喜びが溢れているようでした。

「ファブリックの女王」は7/1迄、元町映画館で上映しています。

(高橋)


2016.6.13
『ファブリックの女王』公開記念イベント"北欧マルシェ"開催しました!


『ファブリックの女王』公開初日の6/11(土)、今回で3回目となるイベント"北欧マルシェ"を開催しました!

第1回目からずっと出店してくださっている姫路の北欧雑貨店EN HALV(エンハルヴ)さんからは食器やキッチンやリビングで使える素敵なファブリック、可愛らしい雑貨など、spacemoth(スペイスモス)さんからは色と柄に見とれるヨーロッパのヴィンテージワンピースなど、元町が誇る素敵な古本屋さんhoneycombBOOKS*(ハニカムブックス)さんと1003(センサン)さんからは絵本や雑誌、文庫、ビジュアルブックなど北欧に関連した書籍、Boulangerie La Lune(ブランジュリ ラ・リュンヌ)さんからはキッシュやシナモンロール、パンプディングなどが届きました。

いつもはやや殺風景な2Fロビーが、この日ばかりはカラフルな商品に彩られて素敵なショップに早変わり!階段にブルーとイエローの風船を取り付けたり、会場に大人っぽい色合いのガーランドやヒンメリを吊るしたりと、EN HALVさんが飾り付けも手がけてくださいました(ありがとうございました!)。『ファブリックの女王』が立ち見が出る大盛況だったこともあり、たくさんの方がマルシェにも足を運んでくださいました。

また、日本初公開となる1976年の短編TVドキュメンタリー『アルミ・ラティアとマリメッコの黄金時代』の特別上映会も同時に開催しました。生前のアルミのインタビューを中心に、ファブリックの制作過程や商品開発の会議の様子など貴重な映像がたくさん!マリメッコ最大の特徴である柄のプリントは、シルクスクリーンを使って手作業でしていることに驚き。布を挟んで2人の女性がスキージを行き来させながらプリントするその動きの軽やかさに目を奪われました。映画で主演した女優さんより本物のアルミの方がずっと怖そうでしたが(笑)、その言葉の力強さはやはり人を惹き付けるものがあり、魅力的な女性です。

北欧マルシェと短編上映は1日限りの限定イベントでしたが、『ファブリックの女王』は7/1(金)まで上映しています。6/18(土)にはカフェ、アンティーク・マルカのオーナー大垣さんによる「マリメッコ・マニアックトーク」も開催!さらに、10月に西宮市大谷記念美術館で開催される「マリメッコ展」のペアチケットが当たる応募企画や、服飾を学ぶ学生さんへの特典、インスタグラム投稿でマリメッコグッズが当たる企画などまだまだ盛りだくさんの内容で上映は続きます。たくさんの方のご来場をお待ちしています!

(mirai)

更新情報

2017.9.20
イベントレポート更新しました

2017.9.16
上映作品スケジュール前売り券更新しました

2017.9.12
イベントレポート上映作品トピックス更新しました

2017.9.9
イベントレポートスケジュール上映作品
トピックス更新しました

2017.9.1
前売り券スケジュール上映作品
トピックス更新しました

2017.8.30
イベントレポート更新しました

2017.8.26
スケジュール上映作品更新しました

2017.8.26
トピックス更新しました

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