イベントレポート


2017.4.30
『ハイテンション映画祭 Back to the 80s』トークイベント開催!


ゴールデンウィーク恒例企画ハイテンション映画祭、今年のテーマ「80年代」を企画した薬師丸カエさん(21歳大学生)と、80年代セゾン系の広告代理店に勤めていらした大阪芸術大学教授の瀧本雅志さん、このお二人の世代を超えた対談をほんの少しご紹介します。
今回上映の3作品は「怪盗ルビイ」('88年)、「コミック雑誌なんかいらない!」('86年)、「星くず兄弟の伝説」('85年)です。

瀧本:どうして80年代に興味をもつようになったの?
カエ:USJに行った時に洋画のアトラクション、「E.T.」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などから興味を持ち始めて。その後イモ欽トリオに夢中になり、(その名の由来)YMO、スネークマンショー…どんどんつながっていって。(雑誌では)「宝島」「オリーブ」「ポパイ」「ホッドドッ グ・プレス」…

カエ:「怪盗ルビイ」の和田誠監督や今日来られた「星くず兄弟の伝説」の手塚眞監督は好きなことをやっている感じがしてそういうところが好き。今の若い人は好きな物がないと言われるが私は好きな物ばっかり!
瀧本:80年代は横断性ということが言われた。いろんなジャンルが横につながる。手塚眞さんも、あの映画では、映画監督というより、ご本人がおっしゃっていたようにビジュアリスト。映画だけ、音楽だけではなくて。
……友人同士で知らないことも知っているふりして後から調べる。カルチャーコンプレックス、競争精神があった。

カエ:今はスマホですぐに情報が手に入るけど、ネットがない80年代は行動力がある。
瀧本:我々はよかった今はどうかという話でもなく、別の時代でそれがどうなるのかという貴重な経験。薬師丸ひろ子が好きなの?

カエ:はい!最近も角川映画祭で「セーラー服と機関銃」を観て、ヤクザ映画も好きで、70年代も好き。これ(映画祭ポスターのパロディビジュアル)は今回の3本とは関係がないんですけど、ハロウィンの時に撮ったものを送ったら採用されました(笑)。

話はその後「とりとめもなく(カエ&瀧本)」続いていきました。
途中、瀧本先生が「怪盗ルビイ」を巡って仰った「(バブル経済の儲けてなんぼの時代に)儲からない怪盗もあっていいじゃん」はよかったです。

トークを聞いていた私の80年代は田舎者の10代の「彷徨の季節の中で」でした。

(高橋)


2017.4.30
ハイテンション映画祭2017『星くず兄弟の伝説』手塚眞監督舞台挨拶開催しました!


「ハイテンション映画祭2017 -Back to the 80s-」2日目の4/30(日)、『星くず兄弟の伝説』上映後に手塚眞監督の舞台挨拶を開催しました!

もともとお越しいただく予定ではなかったのですが、宝塚市の手塚治虫記念館でのイベントにご登壇後急遽ご連絡いただき、劇場に駆けつけてください ました。スタッフ一同嬉しい悲鳴!!本映画祭の公式ナビゲーターである薬師丸カエも手塚監督の大ファンで、会うなり涙が止まらなくなっていましたが、頑 張って舞台挨拶の進行を務めました。

この映画の原案となったのは、ミュージシャンの近田春夫さんが架空のロックミュージカルをイメージして作ったアルバム。映画化したいと思っていた ところ、とあるTV番組で対談したのをきっかけに手塚監督に依頼したそうです。そこから奇跡的に様々な偶然が重なり、制作に至ったとお話しされます。

キャストの豪華さもこの映画の特徴のひとつ。役付きで出ている人はもちろんですが、漫画家のモンキー・パンチさんや作家の新井素子さんなど、驚くような人たちもチラッとだけ映るシーンが多数あるそうです。ぜひ目を凝らしてスクリーンでご確認ください!

三船敏郎さんや黒澤明監督、大島渚監督、岡本太郎さんにまでオファーをかけた(残念ながら実現しなかったそうです)エピソードも飛び出し、会場は笑いに包まれました。

そしてなんと来年、本作の続編である『星くず兄弟の新たな伝説』の公開が決定しています!東京では2018年1月予定、その後順次全国公開とな り、当館でも上映が決定しています!これまた豪華なキャストに加え、主役の2人など1作目のキャストも登場するそうで楽しみです。『星くず兄弟の伝説』は 「ハイテンション映画祭」であと3回上映があります。30年の時を経て新旧の2作を観られるなんてそうそうない機会ですので、ぜひご覧ください。

(mirai)


2017.4.25
4/23(日)『ママ、ごはんまだ?』白羽監督の舞台挨拶を開催しました。


初日に開催した舞台挨拶の好評を受け、白羽弥仁監督が2週目にも"おかわり"舞台挨拶に来てくださいました!監督は「地元なんで、2回も来ました。」とちょっとはにかんでおられました。

一青窈の姉である一青妙が、母の思い出を綴ったエッセイを映画化した『ママ、ごはんまだ?』。見終わった後は、確実にお腹がすいて、今直ぐ台湾料理が食べたくなります。美味しそうな料理が次から次へと全編にわたって出てきます。

一青妙さんの原作にもちゃんとお母さんが書かれたレシピが載っているそうで、白羽監督が本作をつくる時は、このレシピを再現しようと決めていたそうです。
そうは言っても、ちゃんとした台湾料理は、やはりプロにお願いしないとと、辻調理師専門学校の先生方にお願いして作ってもらうことにしたらしいのですが、日本には無い食材がいっぱいあって、何と「監督買って来て下さい」とお使いを頼まれたそうです。お使いと言ってもちょっとそこのスーパーにパシリという訳ではなく、「台湾」ですからそうそう簡単に行けません。
しかし、お願いする方もする方ですが、何と、監督も「そりゃ楽しそうだな」という事で二つ返事で快諾!台湾まで食材探しに行ったそうです。

とは言ったものの、なかなか見つからないものもあって大変だったらしいです。しかし、その大変さよりも、一番怖かったのは、帰りの関西空港の入管ゲートだったらしく、魚の浮き袋や高級ナマコなど、ボストンバッグ2つ分!の大量の食材が、引っかかるんじゃないかとドキドキだったそうです。
まあ、何とか無事に通れたそうですが…。

その後は、映画の撮影の話になりました。こういった、いわゆる「ごはん映画」の撮影は大変らしく、映画では味までは伝えられないので、見た目勝負になります。特に大変だったのは、美味しそうに見せる「湯気」だそうです。熱々を作っても、本番ではもう冷めてしまっています。そのため、ロケ地には、直ぐ横に料理が出来る小屋を作り、辻調の先生方がずっと作り続けていたそうです。
大変そうですが、美味しそうな現場ですね。監督いわく、映画のエンゲル係数だけは高いです(笑)。

最後に、南京町の「民生」とのタイアップ料理、映画にも出てくる排骨便當(パイクー弁当)は台湾では、メジャーな弁当らしく、元々は駅弁だったらしいです。これがめちゃめちゃ美味しいという話になり、ますますお客さんの空腹感を刺激し、舞台挨拶は終わりました。

その後は、パンフレットを買って下さった皆さんに、2階で監督のサイン会をして頂きました。パンフレットには一青家のレシピが満載!料理を作ってみたい方はどうぞ。

本作は、5月から台湾でも公開が決定したとの事。おめでとうございます!

(おもしろ)


2017.4.25
4/22(土)、元町シネクラブ 番外編「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」開催しました!


観た映画についてみんなで感想をしゃべり合う「元町シネクラブ」。その番外編として、3/11(土)~4/21(金)まで1ヶ月余りに渡って5作品を上映した【ロマンポルノ・リブート・プロジェクト】限定の会を開催しました。

集まったメンバーはちょうど男女半々くらい。この企画で初めてポルノ映画を観たという方もいれば、ロマンポルノ全盛の時代から現在もピンク映画を 追い続けているベテランもいます。そして公開直前に開催したトークイベントにゲストで出てくださった「ぴんくりんく」編集の太田耕耘キさんを再びゲストに お迎えしました。

それぞれの好きな作品、苦手な作品について感想を話し始めると、思った以上に意見はバラバラ。太田さんは「普通の映画より、出演している女優さん や男優さんが好みかどうかによって評価が変わるのがピンク映画」と言います。板尾創路さんが好きだという女性は『ジムノペディに乱れる』がとても良かった と言い、一方で作品の評価も低く、中でも板尾さんが全然ダメと言う女性もいました。ピンク映画を語り合うとき、自分自身がさらけ出されてしまうのは避けら れないようです…!

昔からのピンク映画ファンにとっては、女優より監督の名前が取沙汰されているということにまず戸惑いがあり、作品も女優とその魅力を前面に押し出すようなものがなかったのが不満だったようです。一般劇場での公開やWOWOWが企画段階から入っていること、若者や女性など新たな客層を広げようとしたことによりピンク映画色が薄まってしまったと太田さんは話しますが、だからこそ観に来ようと思ったという女性の意見も出ました。

この企画が続く可能性があるなら、ぜひ女性監督だけでやってみてほしいと太田さん。女性の参加者も、「女性監督なら今回以上に絶対に観たいし、興 味を持つ女性も増えると思う」と力強く頷いていました。女性が撮るともっとエグいものになりそうだよね、というのも場にいた全員一致の意見です(笑)。日 活さん、期待してます!!

(mirai)


2017.4.22
「池谷薫ドキュメンタリー塾」開講しました!


世界的に活躍する映画監督/ドキュメンタリー作家の池谷薫さんからドキュメンタリー映画について学ぶ「池谷薫ドキュメンタリー塾」。4月から7月にかけて全7回で実施いたします。その第1回目の講義を4/20(木)に開催しました!

年々公開本数が増えるものの、まだまだ広くには親しまれていないドキュメンタリー映画。良し悪しはどこに現れるのか等、作品の見方に関する疑問の声も多いです。それに「撮る」「観る」両面からお答えしようとするのが今回のドキュメンタリー塾の主旨となります。

講義は毎回、1つのドキュメンタリー作品を鑑賞した後、その作品のレクチャーを行うというかたちで進めていきます。今回は池谷さんが映画監督としてデビューする前、制作会社にいた頃の作品『NHKスペシャル「黄土の民はいま」』を鑑賞しました。

『黄土の民はいま』は、中国革命の聖地・延安を舞台に、大きく転換しようとする農民たちの暮らしを描いています。池谷さんの映画は"個を徹底的に 見つめることで全体を浮かび上がらせる"という作風が特徴的ですが、『黄土の民はいま』でも主役と呼べる人間2人を作品の中心に添えているというところ で、既に池谷さんの作家性が現れていると言えます。

今回の講義では「ドキュメンタリーは"フィクション"である」という刺激的なテーマが掲げられていましたが、先に挙げた主役を"選んでいる"というところ然り、数々の主観的な判断の上に映画が成り立っているということが、制作の裏側の話を聞いているとよく分かります。

私の意見ですが、ここがドキュメンタリーの面白いところで、つまり現実はたったひとつなのに、その現実の見え方は誰が撮るかによって変わってく る。今後ドキュメンタリー映画を観るときは、"どのように描こうとしているのか"にも注意してみたいと今回の講義を通して思いました。

「池谷薫ドキュメンタリー塾」はこれから2~7講へと続きます。もうすぐ定員に達してしまいそうですが、単発での受講も可能です。気になった方はこちらをご覧ください。→

(斉藤)


2017.4.19
シネクラブvol.42を開催しました。


4/16(日)にシネクラブvol.42を開催しました。アジア映画界を担うような作品から『イスラーム映画祭』まで当館らしいラインナップ。そんな中で特に盛り上がった作品をご紹介。

『雪女』
小泉八雲の原作、21世紀版の『雪女』。監督は女優としても活躍する杉野希妃さん。舞台挨拶にも来て頂きました。「現代的な解釈もあったが理解するのが少々難解な点が多かった」、「古典的なものを扱うことは日本の文化を世界に発信しようとする監督の姿勢は映像に見えた」という意見が出ました。白黒シーンが非常に美しく、怪談へ行く流れも良い。
また杉野さんの無表情なシーンが美しい。雪女として感情を出さずに無の状態の立ち姿が映画の中で際立って美しかったという意見も。
そしてある参加者が「やっぱり杉野希妃さんは美しかった」とつぶやていいたのが非常に印象に残りました。

『神に誓って』
本作は上映回数が少なく立ち見になるほどの人気作でした。意見としては「監督は難しい立場の中でコーランを上手に映画の中で表現したのが非常に評価できる」と語りました。また本作の重要なシーンで尋問のシーンでは、アメリカ人の犯罪者への尋問方法をあげ、イギリスのスパイ映画『007』のと絡めてお話しするお客様もいらっしゃいました。

最近見た映画の話では『アメリ』や『ライフ・イズ・ビューティフル』と言った名作を懐かしむ声や普段あまりハリウッド映画を好まないお客様が『マンダウン』(ディート・モンティエル監督)を見て改めてアメリカ映画の豪快さに驚いたとおっしゃいました。

みなさん映画を見て、どんなことを思ってどう感じるか。見る人によって感じ方が全く違う。これを共有しあってまた新たな映画の見方が見つかればと思います。

次回は『クーリンチェ少年殺人事件』を含めた4作品。あなたの新しい映画の見方待っています。

(芋羊甘)   


2017.4.19
4/15(土)『テラスにて』初日!ふたたびむささび山内ケンジ監督ほか男性メインキャスト来館!


元町映画館のほとんどのスタッフと夏に下駄をはく常連さんにとって『ミツコ感覚』以来山内ケンジ監督は天才なのですが、4/10(月)にも来館されており、「神戸には4回来たことがあります、うち2回は元町映画館です(山内監督)」という嬉しい次第になりました。

4/10『友だちのパパが好き』アンコールでは月曜昼間の少ないお客さんの中での舞台挨拶でしたが、4/15は「このような満席(司会の俳優:師岡広明さん)※実は半分ちょい」でしたし、4人の俳優さん(岩谷健司さん、古屋隆太さん、師岡広明さん、橋本淳さん)もご登壇の15分間は、「楽しい時間ほど早く過ぎる(山内監督)」夢のようでした。

皆様の短いご挨拶のあと、司会の師岡さんから「時間もないのでQ&Aにいきたいと思います、質問のある方は?」
このQ&A(質問は?挙手ゼロ)を何回か繰り返して手が挙がりました。

お客様「大阪公開時<100%富裕層向け映画>のコピーにビビって見なかったが今日は大阪から観にきました、どうしてこのコピーなんでしょうか?」
監督「これは逆にお金がない状態での映画製作だったのでヤケクソです。」と淡々と言われました。面白い人は自分で笑わずに真面目な話し方なんですね。

最後のクレジットでは山内監督もムササビの声役でキャスト・スタッフを紹介されています。
ムササビはロケ現場に飛んできたのを撮ったそうです。夏の別荘ロケだったので沢山の虫が照明に寄って来て本番中の石橋けいさんの額に激突したこともあったとか。
山内監督作3つ全てに出演している天才女優の石橋けいさんの演技もこの映画の見所です。

最後に、『ラ・ラ・ランド』観たから『テラスにて』はいいかとなりがち(監督)なので、富裕層の紳士淑女も貧困層の同志もどっちでもない中間層もそう言わずに是非お越し下さい!

(高橋)   


2017.4.17
『フランコフォニア ルーヴルの記憶』スペシャルトーク開催しました!


『フランコフォニア ルーヴルの記憶』上映初日の4/15(土)「記憶と記録―映画に描かれる美術館」と題して、大阪芸術大学教授の瀧本雅志さんによるスペシャルトークを開催しました。

ソクーロフ監督といえば難解な映画という印象がありますので、個人的にもいろいろと解説していただけるのは、とっても有難く、いくつかの疑問も解決するのかと思うとワクワクです。映画を10倍楽しめますね。それが、お客様は無料で聴けるのですから、元町映画館って本当に良い映画館ですね(自賛)。

本日から1週間、関連作品としてソクーロフ監督の旧作『エルミタージュ幻想』も同時上映しています。瀧本先生も2本続けて観られ「DVDではなく、スクリーンで観ると全然印象が違います。映画の威力に圧倒され、クラクラするほど良かったです」と2作品を大絶賛されました。

ここ10年ぐらい、美術館と映画を結び付けた映画は流行で、世界中の数々の美術館・博物館についての映画が制作されています。その中には、美術館の中の作品を解説したものから、『ナイトミュージアム』のように超娯楽映画まであります。
しかし、ソクーロフ監督はルーヴルの映画を作るにも、やはり単なる「美術館説明」では終わりません。「映画」と「美術館」の間で何が出来るか?それを考えて作られた傑作だと先生は言います。いつものソクーロフ節を知っている観客でしたら、納得のいく作品だし、逆に、ルーヴル美術館の説明を期待されていた観客は、SNSに「騙された」などの不満も多く書き込まれているようです。

映画は主に、第二次世界大戦のフランスの傀儡政権である、ヴィシー政権の時代のルーヴル美術館の出来事を描いていますが、フランス革命の時代の象徴マリアンヌとナポレオンなどがナイトミュージアムさながら、亡霊で出没したり、現在の美術品を船で運ぶ監督の友人の話などで構成されています。

瀧本先生のお話は、ドラクロワの絵画『民衆を導く自由の女神』やダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』のお話から、「自由・平等・博愛」のトリコロールの裏の意味など、さらには、ネタ本「イコノロギア」の話まで、多岐に渡ってお話がどんどん膨らみ、めちゃめちゃおもしろかったです。
が、いかんせん!あっという間に時間がなくなりました。

最後に駆け足で、映画のエンディングのドス黒い赤の意味するところなど、瀧本先生が汲んだソクーロフの想いなどをお話され、なるほどーと納得しきりでありました。
いやー、もっともっとお話を伺いたかったです。全3回ぐらい欲しいトークでした。残念!

(おもしろ)   


2017.4.16
『ママ、ごはんまだ?』白羽弥仁監督舞台挨拶開催しました!


一青窈の姉・妙が母の思い出を綴ったエッセイを映画化した『ママ、ごはんまだ?』。初日4/15(土)の上映終了後、白羽弥仁監督の舞台挨拶を開催しました。

本作で白羽監督は初めて海外ロケをされたのだそうです。ロケ地となった台南は、監督いわく「日本で言うと京都のような場所」。歴史的建造物など古い時代の文化が多く残り、かつての都だったというところも似ているようです。

台湾人のキャスト用に中国語の脚本を制作したものの、台南では中国語とは異なる"台湾語"しか日常的に使用しない方も多く残っているらしく、ひとつひとつ通訳しての撮影だったそうで「これがいちばん大変だった!」と話されました。

母親の思い出というのは、作ってくれた料理に色濃く残るもの。映画のタイトルからもわかるように、本作でも思い出の料理の数々がスクリーンに次々と映し出されます。観ると確実にお腹が空いてきます。

そんな方に朗報!当館から徒歩5分の南京町にある「天福茗茶」、「民生廣東料理店」、「劉家荘」の3店舗で上映期間中タイアップ企画も実施してい ます。民生廣東料理店では、映画に登場する「排骨(パイクー)飯」を再現した「排骨弁当」を上映期間中特別にご用意いただけることになり、舞台挨拶でその 告知をするとあっという間に売り切れてしまったようです!今回は映画鑑賞後に食事に行ける時間帯にしようと、白羽監督と相談して上映時間を決めました。1 週目は映画鑑賞後に昼食を、2週目は夕食をぜひ南京町で楽しんでください。

パンフレットにも美味しそうな台湾料理のレシピが掲載されています。お料理の好きな方はぜひお手に取ってご覧くださいね。観賞後のお客さまたちはみなさん、どこか懐かしいものに出会ったような、やさしい表情を浮かべていらっしゃったのが印象的でした。

『ママ、ごはんまだ?』は4/28(金)まで上映中です。白羽監督は4/23(日)の上映後にも舞台挨拶をしてくださることになりましたので、ぜひお越しください!

(mirai)   


2017.4.16
『リップヴァンウィンクルの花嫁』宮川朋之プロデューサーの舞台挨拶開催しました!


昨年の上映作品の中からお客さまの「もう一度観たい!」という投票によりアンコール上映をする「元町映画館ベストセレクション」。2016年アン コール上映の最終回『リップヴァンウィンクルの花嫁』上映後、本作プロデューサーの宮川朋之さんにお越しいただき舞台挨拶を開催しました。

実は当館では『リップヴァンウィンクルの花嫁』を上映するのはこれで3度目。今回は2度目のアンコール上映ということもあって、さらに盛り上げたいと全6話からなる4時間の「serial edition版」を1回限定で上映したり、これは2度目の上映時からですがカフェクリュとのタイアップでねこかんむりクッキーを作ってもらったりしていました。

このように作品を愛してくれた神戸のお客さまにぜひご挨拶したいと、急遽劇場に駆けつけてくださった宮川さん。登壇される前にも、「神戸には来たいとずっと思っていた」と話してくださっていました。

そしてお客さまへの感謝を述べられたあと、なんと「岩井俊二監督に電話しますね」と、ステージで携帯を取り出します。お客さまは信じられないという表情で大興奮!

電話がつながると岩井監督はご移動中の新幹線の中でした。というのも、サプライズとしてCoccoさん演じる真白の別荘(箱根)で電話を受けようと向かったところ事故渋滞に巻き込まれてしまい、車を諦めて新幹線に乗って「今、新横浜です。まだ1時間以上かかりますね」ということでした。

岩井監督の思惑通りにはいかなかったものの、直接声が聞けるというサプライズにみなさん大満足のご様子でした。宮川さんは、お客さまがお帰りの際お一人お一人にお礼を言いながら"ちょっとしたお土産"を手渡されていました。

今年のベストセレクションのキャッチコピーにも採用した「愛された映画」という言葉。お客さまや上映する私たちだけでなく、制作者の大きな愛も感じられた舞台挨拶でした。

(mirai)   


2017.4.14
甲南大学で講義を開催!


4/14(金)、元町映画館スタッフが神戸の甲南大学で特別講義を開催しました。
文学部の学びの広がりを体感してもらうために設けられた学科を横断するプロジェクト「横断演習Ⅰ」。こちらの講義にゲスト講師という形でお呼ばれしてきました。

トークタイトルは「商店街の映画館 元町映画館ってこういうところ」。当日は公開授業ということで定員をほんの少し超えたそうです。嬉しい。

開口一番、「これだけを知ってもらって帰ってほしい」と言いスクリーンには「元町映画館B級作品を上映しているわけではない。おもろい作品ももちろん上映している」という文字が。これが一番言いたかったことのようです。実際、劇場前を通るお客様の中には「ここ、B級作品しか上映してないで!」という声が聞こえます。その誤解を解きたかった。想いは伝わったのでしょうか。

そしては話は当館がいかにして映画館になったかについてへ。実は当館はもともとは100円ショップだったのです。今日まで映画館としてあるのは、すべて創業当時のボランティアスタッフさんの協力があってこそ。劇場スタッフとともに、床のカーペット貼りやペンキ塗りなどほぼ自分たちの手で仕上げた手作り映画館だったのです。それには学生さんも驚いていたようでした。

そして話は映画の宣伝へ。当館で上映しているような作品は劇場単位で宣伝しているものも多いと紹介。舞台挨拶や当館で開催しているトークも宣伝のうちの一つということを具体例をあげて紹介しました。シネコンで上映される作品の宣伝についても触れました。参加者の学生さんは知らないことも多かったようで、終了後のアンケートには「映画業界に興味を持ちました」「ミニシアターという言葉も知りませんでしたが行って見たくなりました」という声が出ました。

学生さんに直接、映画館のことをお話する機会は滅多にありません。このようなチャンスを与えてくれた大学の職員の皆さまありがとうございました。

学生さんへ「え~がな500」を使って映画館へぜひお越しください!

またこんな機会があれば良いな~。

(芋羊甘)   


2017.4.10
4/10(月)『友だちのパパが好き』山内ケンジ監督舞台挨拶開催しました!


現在「元町映画館2016年ベストセレクション」にて、昨年公開した作品のアンコール上映を行なっています。お客さまの投票により3本が選ばれま したが、あともう1本は「リベンジ枠」ということで劇場スタッフが大好きな作品を選びました。その作品は『友だちのパパが好き』です。劇場からのラブコー ルに応えて!?山内ケンジ監督が舞台挨拶にお越しくださいました!

山内ケンジ監督といえば、映画よりも以前にCM、舞台という分野でご活躍されていますが、それらの違いについてのお話からお伺いしました。CMに ついては、やることは違うけど技術的には一緒、スタッフも被っていると山内監督。演劇についても、僕の映画はセリフが長いから演劇っぽいとよく言われると お話くださいました。どうやら山内監督はマルチに活躍されていますが、その活動は密接に繋がっているようです。

『友だちのパパが好き』はワンシーン、ワンカットで描いています。こちらも舞台的と言えそうですが、とはいえカットの積み重ねは映画でしかできないことだと思っている、とも仰っていました。新作『At the terrace テラスにて』は戯曲の映画化ですが、この作品は映画と舞台の中間、と説明してくださいました。「山内ケンジ作品」を語るのなら"演劇"の要素は避けて通れないですね!

山内監督の作品はジャンルで括るとすると不条理劇と相当するように思います。しかし地に足ついた妙なリアリティがあるのはなぜか?という質問に は、当て書きをしているからという創作方法を披露するかたちでお応えくださいました。なんと山内監督はむしろ当て書きじゃないと書けないんだそう。なの で、出演者を決めるのもシナリオを書く前とのことでした。それもあって演劇で一緒に仕事をしたことがある人が映画にも出演しているようなのですが、舞台で 1ヶ月も公演するとその人のことが分かってきて、脚本が書けるようになる、書きたくなるんだそうです。

元町映画館スタッフも大好きな作品『友だちのパパが好き』ぜひスクリーンで観ていただきたいです!残すチャンスはあと2回!4/12(水)12:30〜/4/13(木)15:50〜です。よろしくお願いします。そして新作『At the terrace テラスにて』は4/15(土)公開!こちらでまた山内監督が舞台挨拶にお越しくださいます。今度はキャストを引き連れて来てくれるそう。ご期待ください!

(斉藤)   


2017.4.9
"顔芸でしょ"『Every Day』舞台挨拶開催!


元町映画館毎年恒例のアンコール上映『2016元町映画館ベストセレクション』。お客様による投票によって選ばれた『Every Day』もその一つ。
4/8(土)上映に合わせて手塚悟監督、主演の永野宗典さんによる未公開映像上映付トークショーを開催しました。

「再び神戸で上映できることが本当に嬉しい」と、お二人は口を揃えておっしゃいました。そして場内を見渡して一言。「今日が一番多くお客さんが入っている。女性の方も多くいらっしゃってありがとうございます」。

そしてここからお二人の漫才トークショーの始まり始まりです。

初めに永野さんが三井役に選ばれたワケ。
「まずはこちらをご覧くださいと」スクリーンに映し出されたのはパイロット版。そこには咲役の山本真由美さんと『ふゆの獣』の高木公介さんのお姿 が。本作では高木さんのお姿はありません。撮影スケジュールの調整ができず本作への出演が叶わなかったそうです。まさにレア映像。そして永野さんの話題 へ。知るキッカケにもなったのはある目薬のCMだったそうです。目薬の取扱説明書を読み上げていくうちに永野さんが感極まって涙する内容。実際にその映像 を見ると会場からは笑いが起こりました。永野さん自身は「ただ泣いていただけなんですけどね」とあっさり。しかし監督はこれを見て、本作の方向性が決まっ たそうです。「山本さんとのバランスがこれで取れる!」とおっしゃいました。監督の誉め殺しに永野さんは「いや、これ顔芸でしょ」と応えて会場は爆笑でし た。

トーク終盤は本編の方向性とズレると思ってカットされた浴衣姿の咲に三井が「抱かせてよ!」と懇願するシーンや三井の同僚である"こいけけいこさ ん"のカットシーン、神様、仏様、吉田様(谷川昭一郎さん)のありがたい一言など、これソフト化されたら絶対特典映像に収録されるだろうと思われる内容ば かりでした。吉田の「人の縁っていつかは離れていくもんですよね」はジーンときました。

今回の特集上映で本作を見れるのもあとわずか。この機会をお見逃しなく!

(芋羊甘)   


2017.4.3
4/1(土)『雪女』杉野希妃さん舞台挨拶開催!


元町映画館で最も多く舞台挨拶をされているゲストをご存知でしょうか?
女優、監督、プロデューサー、である杉野希妃さんです。
本作『雪女』では主演のユキ/雪女と監督を務められました。

今回で「八」回目の舞台挨拶もこの最多登壇の話題から始まりました。偶然ながら原作者の名に「八」(小泉八雲)という数字もあって、末広がりで縁起がいいねと盛り上がりました。

製作のきっかけは4年前の原作「雪女」の再読だっといいます。原作「雪女」にはとても味わい深い愛の物語、人間らしさがあると杉野さんは言います。原作はとても短いものなので杉野さんの解釈を得て映画として再生されました。
ここ最近の社会的閉塞感とリンクして考えながらの「雪女」再読だったそうです。雪女という妖怪(他者/自然)が人間になることができるかという問いが常に映画の中を流れています。
だから人間と雪女の間に生まれた娘が今回の映画では大切なメッセージであると杉野さんは強調されました。

話は変わりますが、映画のロケ地はスキー場がある最南端の県である広島県(杉野さんの故郷)でしたが、映画のなかではある架空の時代、場所として提示されています。杉野さんはSF的にも「雪女」を読み解いています。

ガルシア・マルケス「百年の孤独」のマジックリアリズムにも影響を受けたと杉野さん、『雪女』という架空の魔術(マジック)が現実(リアル)に到達することが果たしてできているのでしょうか。

是非、みなさまその目でお確かめを。

追伸:『雪女』パンフレットはとても素晴らしい出来(中身も見た目も)で何と小泉八雲さんのひ孫さんの民俗学者である小泉凡さんが寄稿されています。

(高橋)   


2017.4.3
『桜/第六感』初日舞台挨拶開催しました!


公開初日の4月1日、『桜』『第六感』舞台挨拶を開催しました。本日はほぼ満員での幸先の良いスタートになりました!連日、元町映画館前で、監督たちがチラシを配って宣伝していた甲斐がありました。さらに、毎日新聞や産経新聞などにも掲載された効果も!

『桜』と『第六感』の2作品は、神戸で80年代から活動されている映画制作サークルの「神戸活動写真倶楽部 港館」の制作です。正真正銘メイド・イン・神戸の映画です。
本日のご登壇は、脚本の石田大明さん。『桜』監督の吉田勝二さん。『第六感』監督の衣笠竜屯さん。『第六感』衣装(和装)担当の舛本昌幸さん。『第六感』スタッフの本郷紀子さん。『第六感』出演の天音さん。白澤康宏さん。『桜』作曲の山崎篤志さん。そして『桜』出演の篠崎雅美さん。初日ということで、なんと総勢9名の華やかな舞台挨拶になりました。
さらに、客席には当時赤ちゃんだった、武安鞠ちゃんも駆けつけてくれました。もう2歳になりました。可愛さ満開です。

まずは、脚本の石田さんから「人はいずれなくなるが、魂は残るのではないかという想いで、いのちの繋がりをテーマにした2作品です」と映画に込めた想いを述べられました。
衣笠監督からは、朝からお客さんが全然来なかったらどうしようとドキドキでした。こんなにいっぱい入って頂いて嬉しいです。と喜びのご挨拶。
天音さんは、天上界のシーンで着物を着せられたのですが、衣装合わせで、どんどん(衣笠監督好みの)妖艶な感じになってしまって戸惑ったそうです。しかし、実はちょっと嬉しかったと告白。
『桜』では、吉田監督から、プラネットアースの宮崎さんや、赤ちゃん役の鞠ちゃんなど、偶然いっぺんに役者が見つかって、とってもラッキーな状況で撮影が進んだと熱弁。

そんなこんなで、皆さん和気あいあいとお話は盛り上がり、最後はお客さんと全員で記念撮影。

その後は、2階に場所を移して、交流会を開きました。
交流会も、たくさんの方が参加され、作品への質問や映画をつくることについての質問など、さらに盛り上がりました。

『桜』『第六感』の上映は4月7日(金)までの上映ですが、なんと舞台挨拶はいろいろな人が来て毎日開催されるそうです。もちろん交流会もあります。皆さんも映画づくりに関しての疑問などがあれば、質問してみてはどうでしょう。

(おもしろ)   

 

更新情報

2017.9.20
イベントレポート更新しました

2017.9.16
上映作品スケジュール前売り券更新しました

2017.9.12
イベントレポート上映作品トピックス更新しました

2017.9.9
イベントレポートスケジュール上映作品
トピックス更新しました

2017.9.1
前売り券スケジュール上映作品
トピックス更新しました

2017.8.30
イベントレポート更新しました

2017.8.26
スケジュール上映作品更新しました

2017.8.26
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