イベントレポート


2018.09.28
『カメラを止めるな!』曽我真臣さんの舞台挨拶を開催しました!!

「カメラを止めるな!」4週に渡る上映もいよいよ最終週となった9/23(日)、25(火)に出演者である曽我正臣さんの舞台挨拶を開催いたしました。

上映初日、2日目そして3週目にも登壇していただき、曽我さんの舞台挨拶は通算5回となりました。今回も急遽開催された舞台挨拶でしたが「曽我さんがいらっしゃると聞いたので…」と受付でチケットを購入されるお客様もいて、着実に曽我さんに”感染”されてる方も増えて来ている模様!?

舞台挨拶では上田慎一郎監督の過去作にも多数出演されてる曽我さんだからこそ聞ける、上田監督の演出方法や、劇中で曽我さんの隣にいるテレビ局プロデューサー役、竹原芳子さんの撮影中のエピソードを披露してくださいました!
映画冒頭の37分ワンカットのシーンが大変だったと思われがちだけど、実は一番大変だったのは映画の最後の方の”とある"シーンだったというお話には、客席から「へ〜」という感嘆の声が漏れていました。

上田監督の現場は「ポジティブさしかない!」そうで、そのポジティブな雰囲気がそのままスクリーンへ、そして鑑賞後のお客様の笑顔に繋がっている、そんな作品のような気がします。

舞台挨拶終盤では遅い時間での上映にも関わらず、舞台挨拶を最後までお聞きくださったお客様へお決まりの”ゾンビ”ポーズとなぜか”ポン”のポーズを披露してくださった曽我さん。本気のポージングに会場からはカメラのシャッター音と笑い声がずっと響いていて、終始和やかな雰囲気のまま舞台挨拶は終了!

舞台挨拶があることを知らずに映画を観に来られたお客様も多かったようで、「舞台挨拶付きの映画の上映を初めて観ました〜」と笑顔で曽我さんとゾンビポーズで写真を撮って帰られた方もいらっしゃいました!!
「カメラを止めるな!」、当館での上映は終了いたしましたが、上映劇場が300館(9/28現在)を超える本作。まだまだ「カメラを止めるな!」ポンデミックは続きそうな予感(!)
次の作品で曽我さんが、また当館の舞台に戻ってきてくれることをスタッフ一同心待ちにしております!!

(石田)


2018.09.28
『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督&竹原芳子さん&曽我真臣さん&山本真由美さん舞台挨拶開催しました!

9月の3連休1回目の9/17(月祝)、大ヒット中の『カメラを止めるな!』の豪華舞台挨拶を開催しました。登壇者は上田慎一郎監督、プロデューサー役で強烈な印象を残す竹原芳子さん、初日にも駆けつけてくださった神戸出身の曽我真臣さん、主題歌「Keep Rolling」を歌う山本真由美さん、プロデューサーの市橋浩治さんの5名です。

映画が終わり、大歓声のなか舞台に上がられてみなさんビックリ!なんと、お客さまの大半が上田監督のゾンビ顔のお面を着用してのお出迎え。実はこれ、本作の熱烈なファンの方がこの日に合わせて自作し、劇場に送ってくれたんです。さすが『カメ止め』のファン!サプライズで、とお伝えし受付時にお渡ししたのですが、お客さまもみなさんお面に大喜びで一緒に盛り上げてくださいました。
ひとりずつの挨拶で、竹原さんは開口一番「アツアツですか~!」と叫び、観客も大盛り上がり。「まるでロックフェス」と上田監督も興奮気味です。

2016年の「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」で、山本真由美さん主演&曽我真臣さんも出演している上田監督の短編作品『テイク8』を観て上田監督の大ファンになり、元町映画館スタッフで感染第1号となった石田が司会を務めました。

「このヒットにより人生は変わりましたか?」と石田が投げかけた質問に、「竹原さんがいちばん変わったんじゃない?」と上田監督。本作の出演をきっかけに、竹原さんは事務所に所属が決まったそうです!それまで“蛾”の役しかやったことがなく(?!)、これからどうしようと思ってたのだそうです。舞台上でも、オーディション時に披露した蛾の舞を見せてくれました。

普段は女優さんとして活躍している山本さんも、今回の主題歌を担当したことで初めて歌番組に出演したエピソードを話してくれました。歌手としての活動も増えてくるかもしれませんね!

そして写真撮影タイム。客席にいらっしゃるコスプレの方たちも壇上に上がって一緒に混じり、最後にはお面をつけた客席のみなさんとも一緒に撮影しました。市橋さんの掛け声で、客席にも「うお~~~~~」と低音のゾンビ声が響き渡ります。

上田監督の映画づくりへの愛情がたっぷり詰まった『カメラを止めるな!』。その愛が感染したお客さまのさらなる本作への愛でまだまだ感染(ポンデミック)は続いています!

(mirai)


2018.09.28
『純平、考え直せ』舞台挨拶開催!

直木賞作家、奥田英朗さん原作。兄貴の命令に実直な坂本純平とOL・加奈との3日間を描いた『純平、考え直せ』。上映を記念し、主演の野村周平さん、柳ゆり菜さん、森岡利行監督による舞台挨拶を開催しました。満員のお客様の中、神戸あるあるも飛び出す舞台挨拶となりました。

まず、本作の好きなシーンについてお聞きすると、柳さんは『純平と一緒にバイクに乗って運転したシーンです。私自身もウキウキしていたし、心踊りました」とおっしゃいました。野村さんはラストシーンが好きと答えると、「その続きは続編で」と監督がおっしゃいました。

続いて野村さんの地元、神戸についての思い出をお聞きしました。
高校1年生まで神戸で暮らしていた野村さん。集合場所として利用していたJR三ノ宮駅前、通称“パイ山”がなくなっていることが悲しいとおっしゃいました。「パイ山がなくなり、集合場所は“ニシマク”(阪急三宮駅マクド前)しかないじゃないですか…」とおっしゃいました。地元ネタに会場は大盛り上がり。野村さんの神戸好きさを感じ取れる瞬間でした。

「好きな映画」についてお聞きすると、野村さんは「新藤風監督の『LOVE/JUICE』が最近観た中ではお気に入りです」とおっしゃり、柳さんは矢崎仁司監督の『三月のライオン』とのこと。「ヒロインのアイスが最高なんでぜひ!」…当館スタッフも含めてファンが多い名作です。

森岡監督はお二人について「ゆり菜は自分の舞台にも出演していて根性がある。野村周平は自分の想像よりも実直、特に作品の中で《母親へ挨拶するシーン》は野村周平の性格と純平のイメージがかぶったシーンになり良かった」とおっしゃいました。

最後に野村さんは「本作は任侠とSNSが融合した作品です。純平のような筋の通った人間は今の世の中、本当に少ない。SNSは便利だけど、悪い一面もある。それを伝えたかった。本当に頑張った作品なので地元・神戸で舞台挨拶ができ、本当に嬉しい」とおっしゃいました。

写真撮影ではお客様とコミュニケーションを取るなど、野村さんの舞台上での姿は純平そのもの。裏表がない姿は本当にカッコ良かったです。柳さんは1つ1つの言葉をしっかり考えながら伝えようとしている姿が素敵でした。そして美人でした。そんなお二人を組み合わせた森岡監督、皆さま舞台挨拶ありがとうございました。

『純平、考え直せ』は10/5までの上映、お見逃しなく!

(芋羊甘)


2018.09.28
シネマルネサンスpresents「One night Eclipse」開催!

FM MOOVにて毎週木曜日放送中、ラジオ番組「シネマルネサンス」。この番組では映画を切り口に神戸から文化を発信し、世界の文化を神戸に取り入れようと始まった元町映画館ほぼ初の冠ラジオ番組です。

今回は番組でMCを務める宮本裕也(元町映画館スタッフ)、安井麻人(音楽家)、キムラユウナ(美術作家)がラジオ局を飛び出して神戸の老舗ライブハウス「チキンジョージ」さんにてトーク付きの上映会を9/20(木)開催しました。タイトルは「One night Eclipse」(ワンナイトエクリプス)。大人の皆様に神戸の夜を楽しんでもらうべく命名したそうです。

イベントではフランス映画『スローガン』の上映に加えて、MC3人によるトークイベントも行われました。セルジュ・ゲンスブールとジェーン・バーキンとの恋模様を独自の目線で語る3人。特に音楽家でもある安井さんによるゲンスブールの音楽の話は印象的でした。1960年代後半から現代にいたるまで、フランス音楽を作り上げて発信、流行らせたゲンスブールの凄さをお話していただきました。ただキムラさんと口を揃えて出た言葉は「ゲンスブールはかっこよくはない」ということ。「安井さんの話を聞いて音楽家としてゲンスブールの凄さは分かりましたが、見た目はそんなに男前じゃないですよね。。でもそのギャップが多くの女性を虜にするんでしょうね」とバッサリ。ユウナさんは美術作家でありながら、大学院生でもあります。哲学なども学んでいるだけあって、男女の問題にも非常に敏感です。ラジオでもいつもズバズバ斬っていくのが魅力の一つです。

最後にはキムラさんオリジナルの番組ポストカードがお客様にプレゼントされました。

映画に合わせてチキンジョージさんのシェフ特製フードもお客様には喜んでいただけたようです。特に映画に出てくる出演者をイメージして作られたという「ソーセージの盛り合わせ」はボリューム満点でした。

ラジオ局を飛び出し、挑戦した「One night Eclipse」。映画を切り口に今後も実施予定です。シネマルネサンスもFM MOOVさんにて好評放送中。こちらもお聴き逃しなく!

(芋羊甘)


2018.09.25
9/24(月祝)『≒草間彌生 わたし大好き』松本貴子監督舞台挨拶!

元町映画館では毎年、神戸アートマルシェと連携してアートに関係した映画を上映しています。
今年の上映作品は『≒草間彌生 わたし大好き』
本作をご鑑賞の皆様へアートマルシェ招待券をお渡ししています。
アートマルシェは9/28から3日間、神戸メリケンパークオリエンタルホテル13Fで開催されます。

さて2008年公開の本作は初めて草間彌生さんに密着したドキュメンタリーです。
10年ぶりの公開を記念して監督の松本貴子さんにお越し頂きました。

松本監督は満席近くのお客様を前に撮影時を振り返り話されました。
「監督の松本です。こうやってずっとかけてくださって幸せな映画です。
今は草間さんのファンは多いと思いますが、私が初めてお会いした1995年は誰もが知っている方ではなかったんです。
ファッション通信というTV番組に関わった私は草間さんをすごく撮りたくなり企画の許可が出る前にNYにロケに行きました。
世の中的には知られていないけどもすごく興味があって、こんな人がいたんだ、ちょっとそこでやられました、おもしろいなと。
98年にNYのMoMAで回顧展があり逆輸入の形で東京現代美術館で展覧会がありました。
その後NHKへ草間さんの番組の企画を出したけども全然通らない。何ヶ月も待って撮れました。
それは99年にETV特集で放送されました。
この映画の話が来たのは2005年、プロデューサーが最初に指名した監督が草間さんに断られて。
本当にできるかは約束できないがお引き受けしました。
制作現場に1年半密着しました。シワが映ると怒られたり、お歳を聞いて怒られたり。
この映画の後も草間さんの番組を2本NHKで撮ったんですがその都度怒られています。
(映画に映っていないエピソードを聞かれて)
何かな〜、草間さんには相当慣れたはずなのに会うと毎日ドキドキする。
ちょっとずつ慣れて来たらがないんです。
試写の時に映画始まって5分後に草間さんが振り向かれて、松本さん!と。
5分でダメなのかと思ったら、撮ってくれてありがとう!と。
終わったら泣いておられて、頑張っている自分に感動されたんだと思いました。」

舞台挨拶後には今回リニューアルされたパンフレットをお買い上げの方へサイン会を開催しました。
とても可愛いパンフレットで上映期間中のみ販売です。

皆様、本作をご覧になって草間さんのアートにぜひ親しんでください!
松本監督によれば草間さん自体がアートだそうです。

(高橋)


2018.09.25
『きみの鳥はうたえる』三宅唱監督による初日舞台挨拶を開催しました!

函館出身の小説家・佐藤泰史さんの小説を原作に、『海炭市叙景』・『そこのみにて光り輝く』・『オーバー・フェンス』に続く、函館シネマアイリス開館20周年記念作品として映画化された『きみの鳥はうたえる』。ご自身も北海道のご出身である三宅監督は「函館の街で作った映画をこうして神戸の街の映画館で公開できたことが嬉しい」と感慨深げなご様子。

また原作の登場人物たちの魅力について、良くも悪くも色んな面を持っていて、ちゃんと人間らしさのあるところだとおっしゃいました。それはキャストにも通じるものがあったようで、本作のヒロインである石橋静河さんについて、仲良くなると笑いの沸点が低い一方で、NOの表現を素直に上手にできるパンクバンドのボーカルみたいな一面があるとご紹介されました。全く予想もしていなかった“パンクバンドのボーカル”という表現に、会場からは笑いが起きました。

監督とキャストたちの距離がもはやないくらい近いように感じた(カメラの存在を感じなかった)ことについて質問してみると「言ってしまえばたわいもない、どこにでもあるようなお話。だけど本人たちにとっては一大事という物語を語る上で、ちょっと遠くから観察するように撮ると物語のちっぽけさが際立ちすぎるかなというふうに思ったんです」と三宅監督。そうしたことから、どちらかというとキャストと対等な友達くらいの、いいときも悪いときも寄り添うような距離感というのを意識して撮影していたかなとおっしゃいました。

お芝居でもなんでもない自然な佇まいに見えたラストシーンについては、実際の現場ではここにこうカメラがあって、スタッフがいて…と、その撮影の複雑さを舞台の真ん中に置かれたポスターをカメラに例えて説明してくださいました。

また観客のみなさまからの質問タイムでは「3人を鳥に例えるなら?」という三宅監督のTwitterにもあげていただいたものを含む多様な視点からのご質問が挙がり、なかなかの盛況ぶりでした。

最後は三宅監督からの「この作品は人と喋ると盛り上がる映画らしいってことが公開してみてよくわかったので。そうやって周りを巻き込んでいってもらえるととても嬉しいですし、楽しんでいただけるかなと思ってます!」とのお言葉で締めとなりました。

監督によるサイン会終了後に、司会を務めていた私と興奮が冷めない様子で話をして帰られるお客さまも現れるほど、多くの方に共鳴するものがある本作。
当館では10/12(金)まで、3週間の上映です!

劇中で3人がお酒を飲んでいるシーンが印象的だったこともあり、タイアップは“お酒”をキーとして、コーヒーとお酒のお店・sujahtaさんとお酒も飲める古本屋の1003さんと実施しております。(1003さんの“観読往来”は27日(木)から開始です)
ぜひご鑑賞後、みなさま集って『きみ鳥』談議に花を咲かせていただけたらと思います!

(まりこ)


2018.09.25
『沖縄スパイ戦史』三上智恵監督トーク開催!

少年ゲリラ兵、軍命による強制移住とマラリア地獄、やがて始まるスパイ虐殺…。戦後70年以上語られることのなかった沖縄における陸軍中野学校の〈秘密戦〉を追い、現代の自衛隊増強やミサイル基地配備などの危険性までも切り込んだドキュメンタリー『沖縄スパイ戦史』。公開を記念して、三上智恵監督のトークを開催しました!

三上監督はアナウンサーとして毎日放送に入社、その後琉球朝日放送の開局時に沖縄へ移住されました。同局のローカルワイドニュース番組のメインキャスターを務めながら、数々の沖縄がテーマのドキュメンタリー番組を制作されています。その後、フリーに転身し映画沖縄三部作(『標的の村』/『戦場ぬ止み』/『標的の島 風かたか』)を劇場公開しました。

共同監督の大矢英代監督は、三上監督が琉球朝日放送を辞める直前に入ってきた後輩だそうです。学生時代に9ヶ月間、波照間島に住み込み人間関係をつくりながら取材をします。彼女だからこそ証言してくれた、と三上監督はおっしゃられていました。

沖縄本島の取材は主に三上監督が、波照間のほか与那国島、石垣島、アメリカの取材は大矢監督が担当しています。
大矢監督の明るさに三上監督は随分助けられたそうです。

この映画は昨年5月頃、テレビ局に大きな枠が空いたから何か作らないかというドキュメンタリー・ジャパンからの依頼から始まりました。本作の基になる企画を書きましたが落ちてしまい、その悔しさをバネに映画にされたそうです。 三上監督は沖縄三部作で止められなかった今の沖縄、日本の流れを止めたい、その為には大きな杭を打つしかない、と沖縄戦を題材にします。
沖縄戦の話はしたくない、思い出すだけで辛いとPTSDのようになっている戦争体験者へ地道に取材を続け、これまで語られてこなかった沖縄戦を描きました。
「どうすれば沖縄のおじいやおばあが背負っている重い荷物を解けるのか、私たちが代わりに背負って走るしかない、辛い経験の話を聞き、強い覚悟で映画という形にする」という三上監督の想いが映画から見えてます。

劇中で流れる「本部ナークニー」が心に残ります。是非、劇場でご覧ください。

(和田)


2018.09.25
「ENGLISH CAFE at 元町映画館 レッスン4」開催!!

9/20(木)「映画」と「英語」を一緒に楽しむイベント「ENGLISH CAFE at 元町映画館 レッスン4」を開催しました。

今回はアカデミー賞作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』で実施しました。レッスンには当館の常連のお客様の姿も見えました。参加する前にパルシネマしんこうえんで事前に映画をご覧になったかたもおり、英語によって映画館と人をつなげることができたのではないかと思います。

「マイノリティに対する差別」と題し、レッスンでは本作の出演者とモンスターとの交流を異なるカテゴリーで生きる人々がどのように恋をして、社会に順応していくかという話題もとりあげました。そして登場人物、それぞれのハンディキャップを説明し、様々な「差別」についてもお話しされました。

特にエルザやゼルダとストリックランドとの掛け合いにはギレルモ・デル・トロ監督の面白さが詰まっているということでした。登場人物の複雑さに加え、人の心の芯に訴えてくるような表現に私もついつい頷いて話を聞いていました。本作は映像と監督の世界観が特に評価されていますが、ぜひ脚本にも注目してほしいです。

最後に講師の田中亜紀さんは「ファンタジー映画は、自分たちの生活とかけ離れているように観えても、社会に共通する要素がたくさんありますので何度も作品を観て見つけてほしい」と締めくくりました。

常連のお客様もレッスンを受けて、「もう一度観直してみます」というお声もあがりました。田中さんもレッスン準備のために対象作品をを5~6回ご覧になるそうで、「何度も作品を観ることが大切」だとおっしゃいました。

毎月第3木曜日、元町映画館の2階は英語が飛び交います。次回は『フェリーニに恋して』で実施予定。お楽しみに!

(芋羊甘)


2018.09.18
SILENT FILM LIVE #02「豪勇ロイド & デブの料理番」を開催しました!

9/15(土)元町映画館2Fシアタールームにて、3/3 (土)の第一回目に引き続き、第二回目となるSILENT FILM LIVEを開催しました。
今回のテーマは喜劇。伴奏者は前回と同じく、サイレント映画伴奏者の鳥飼りょうさんです。
(前回のレポートはこちら→

関西ではじわじわと上映会が増えているというサイレント映画。そもそもの誕生は1895年12月28日だと言われています。リュミエール兄弟たちが映画を作っていたその当時から、映画に伴奏を付けて上映していたと言います。後にどんどんフィルムに音をつける技術が開発されていき、1920年代後半にはトーキーというサウンド版が出たことで、ピアノやオルガンを使用した上映がなくなっていったのだと鳥飼さんはおっしゃいます。

まずは『デブの料理番』という約13分の作品を鑑賞しました。
主演はロスコー・アーバックルという、チャップリンと人気を二分していたコメディアンです。物語がどうこうというよりも、ここをこう見せたい!というギャグをつないでいくような、アーバックルの魅力が楽しめる一作だと鳥飼さんはおっしゃいます。 日本では“デブ君”との愛称で親しまれていたアーバックルの見た目に反した機敏な動きが笑いを誘います。

続いて『豪遊ロイド』は三大喜劇王(チャリー・チャップリン、バスター・キートン、ハロルド・ロイド)のハロルド・ロイドが監督・脚本・主演をこなす一作です。見た目ですぐにわかる特徴・キャラクターのあるチャップリンや無表情で身体表現が凄まじいギャグが持ち味のキートン。二人と比べ、ロイドはどこにでもいるような好青年のキャラクターを演じ、だんだん話を長くしてドラマを作っていくのが特徴だそうです。
アーバックルとはまさに正反対のコメディー。
喜劇といえど、最終的にはロイドという一人の青年の成長物語としてホロリと心温まる気持ちになりました。

また劇中の「Love Love Love」のセリフに合わせて奏でる尾崎豊さんの“I love you”や、たくさんの猫が登場するシーンでの“猫踏んじゃった”など、鳥飼さんの選曲による演出がとても印象的でした。

第三回は、今回の喜劇とは打って変わり関西の生んだ悲劇『何が彼女をさうさせたか』を12/15(土)に同会場にて上映予定です。
お楽しみに!

(まりこ)


2018.09.18
『Ainu|ひと』溝口尚美監督とアイヌ古老の舞台挨拶とトーク、〈Ainuクラフト&食マーケット〉を開催しました!

アイヌ文化を守り継ぐ4人の古老を追ったドキュメンタリー『Ainu|ひと』。兵庫県出身、ニューヨーク在住の映像作家・溝口尚美監督が、北海道の日高地方・平取町で取材を重ね完成させた作品で、今回関西が初の劇場公開となります。公開を記念して初日9/15(土)に溝口監督とアイヌ古老の川奈野一信さん・川奈野元子さん・二風谷アイヌ文化博物館森岡館長・音楽担当の松尾泰伸さんの舞台挨拶とトーク、〈Ainuクラフト&食マーケット〉、9/16(日)にも舞台挨拶を開催しました。

初日の9/15(土)は満席立ち見で大盛況の中、舞台挨拶でした。
川奈野一信さんは昭和9年生まれの84歳!とてもお元気です!忘れられていくアイヌの文化と歴史を伝えていきたい、と精力的に活動されています。
奥さんの元子さんが静かに仰った「見よう見まねで着物を作っています。それだけです」という言葉が文化を継承していく中でとても大事な事だと感じました。

二階でのトークも多くの方に集まっていただきました。
溝口監督は以前、南米コロンビアの先住民族の映像制作をした際の経験から、母国の先住民族の事を知らなくてはならないという気持ちになり、2008年に平取町を訪れました。アイヌ語教室で一信さんに声をかけてもらい親交が始まります。川奈野さんは周囲の人に監督を紹介していき、撮りためた映像を『Ainu|ひと』として完成させました。アイヌの人たちが世に出るきっかけを作ってくれたと一信さんは溝口監督にアイヌ語で「イヤィラィケレ(ありがとう)」と感謝されていました。
二風谷アイヌ文化博物館には関西の高校生が修学旅行に来られ、初めてアイヌのことを知ったという方が多いそうです。アイヌのことももちろん、島国に住んでいる我々がどういう文化を受け継いでいるのかを考えるきっかけになればと、森岡館長。

〈Ainuクラフト&食マーケット〉では映画にも出てきたイナキビを使ったおにぎりや民芸品などが並び、皆さん熱心にご覧になられていました。元子さんに刺繍のことを質問されるお客様も多かったです。

2日目の9/16(日)の舞台挨拶は当初、溝口監督だけの予定でしたが、川奈野ご夫妻も大阪舞台挨拶を終え神戸にも駆けつけてくれました。

映画でも印象的な萱野茂さんのニ風谷アイヌ資料館が今回の北海道の震災で大きな被害を受けました。当館受付に復興支援の募金箱を設置しています。よろしければこちらもどうぞお願いします。

昭和から平成のアイヌの変容を示す生き証人でもある「ひと」の姿を描いたドキュメンタリー。
この機会にぜひ、アイヌ文化に触れてみてください。

(和田)


2018.09.18
『縄文にハマる人々』公開記念/「縄文DOKI DOKIマルシェ」開催しました!

いま、“縄文”がブームになっていると、ご存知でしたか? かの芸術家・岡本太郎が愛した火焔型土器、宇宙人説まで飛び出すような不思議な造形の土偶たち、その独特すぎる文化のほとんどが実はいまだ解明されていないという謎に包まれた“縄文”。雑誌やテレビで特集が組まれ、東京国立博物館では特別展「縄文―1万年の美の鼓動」が2ヶ月にわたり開催され、多くの来館者を集めました。

そんな“縄文”の魅力の虜になった人たちを追ったドキュメンタリー『縄文にハマる人々』の公開を記念して、9/16(日)に元町映画館2Fロビーにて「縄文DOKI DOKIマルシェ」を開催しました!参加していただいたのはCafe Cru.(カフェクリュ)さん、熊沢楓さん、高田雄平さん、くるみいろさん、そして映画チア部の水野遥さん。

Cafe Cru.さんはクッキーにチョコペンで3種の土偶(遮光器土偶/ハート形土偶/仮面の女神)と火焔型土器を手描きした「土偶クッキー」と、フランスの伝統菓子をアレンジした「勾玉クッキー」を出品。勾玉クッキーは、クッキーなのにモチモチした不思議な食感!さすがスイーツ自慢のカフェです。

熊沢楓さんは5匹の猫と暮らしながら「毎日猫まみれ」という連載を持つ漫画家さん。遮光器土偶をモチーフにした猫の焼き物やそれらを撮影したポストカード、イラスト原画などを出品。漫画以外にもいろいろ作られているなんてすごい!猫好きな方が敏感に反応されていました。

高田雄平さんは旧居留地で「Gallery7」を運営されているアーティスト。古新聞を細く裂いてこよりにして作品づくりをされています。この手法で作られた遮光器土偶や古墳のピアスなどを出品されました。同じ手法で何メートルもある大きな龍なども制作されるそうで、写真を見せていただきましたが迫力!10/3まで神戸北野美術館で開催中の「HYOGOゆかりのアーティスト展」、また今年の「KOBE ART MARCHE」にも出展されています。

くるみいろさんは粘土細工で作った埴輪のストラップを出品。埴輪は縄文より新しい古墳時代のものなのですが、今回のマルシェに似合いそうなので出品をお願いしました。そしてやっぱり可愛らしい埴輪は女性に大人気でした!

映画チア部の水野遥さんは、シルクスクリーンのワークショップを開催。Tシャツやエコバッグに、土偶や文字のデザインを自分で印刷するというもので、今回のマルシェいち人気のコーナーとなり、みなさんほとんど失敗もなく素敵なTシャツを作られていました。

『縄文にハマる人々』は連日たくさんのお客さまにお越しいただいております。「ほんまに“縄文ブーム”なんやねえ…」とスタッフと驚く日々。劇場前に設置している土偶ガチャも大人気!上映とガチャの設置は9/21(金)まで。気になる方、お観逃しなく!

(mirai)


2018.09.04
『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』公開2日目スペシャルトーク開催!

沖縄に人生をかけた男の生き様を描いた『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』の公開を記念して、「今の日本映画界ってどうなってるの?」と題し、西岡琢也さん(脚本)と岸野令子さん(映画パブリシスト)のスペシャルトークを開催しました!

前日は沖縄基地問題についてのトークでしたので本日は日本の映画界について。

この作品はNHKで去年8月12日に放送されたドラマを映画化したものです。
NHKの記者である宮川徹志さんが、主人公である千葉一夫さんを"発見"し、一冊の本にします。
宮川さんはこの本を映像にしたい、と硬派な作品を作るディレクターの柳川さん(西川さんの高校の後輩だそうです!この作品で五本目のタッグ)に依頼しました。
柳川さんから西岡さんに電話があり「先輩、やりませんか」「やろやろ」と始まります。
当初、NHK地上波が希望でしたが、諸事情でBSプレミアムになりました。
そのチャンネルではまあまあの視聴率でしたが、柳川さんはその数字を悔しがり、映画展開しようと決めたそうです。
原案は宮川さんのノンフィクションで、それを元に沖縄の歴史、返還前後の沖縄、日本の政治、アメリカの動きなどを調べ、フィクションにしていきます。

今、映画界で多い作品は原作ものです。
ある時期から映画界は不況になりましたが、出版界も同じく不況になっていきました。
角川春樹さんが横溝正史さんや森村誠一さんの角川文庫を売る為に映画を作ります。
本を売る為に映画を作るという流れがありましたが、今は売れる映画を作る為に原作を探すことが多いそうです。
そうしていると小説原作のネタが尽きてきたのでマンガ原作が増えます。
テレビ界も映画に進出し、テレビドラマの映画版も増え、今や映画、出版、テレビの三つ巴になりました。

昔は映画を一本観たら、もっと他の映画を観たくなることが多かったと西岡さん。
若い頃に「2001年 宇宙の旅」を観て映画の可能性に感動されたそうです。
その映画に力があればどんどん広がっていくはず。今は残念ながら映画に魅力がないと。
西岡さんが仕事に就いたのは1970年後半でした。
大映が倒産し、日活がロマンポルノに切り替わり、東映が任侠から実録路線に切り替わる端境期でした。
当時、日本映画界は最低だと言われていたそうですが、現在に比べるとマシだと…

脚本家にとって大事なのは俳優さんです。書いたものを演じてくれる人たちがいて映画になります。
西岡さんが脚本を書いたテレビドラマ「京都迷宮案内」に出演された大滝秀治さんは舞台出身で台詞を丸暗記して演じてくれました。
表情や間が絶妙で、脚本家が書いた以上のものを表現してくれたそうです。
今は監督などが俳優の言いやすいように変えてもらうこともあるので脚本とは違うものになってしまうと。
若い俳優たちはCM出演で稼ぎ、合間でドラマや映画に出るので芝居を覚えない悪循環になっています。

とっておきの話もあったそうですが、タイムリミットが来てしまい終了になりました。
西岡さん脚本の『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』は9/14(金)までの上映です。
是非、劇場でご覧ください!

(和田)


2018.09.04
『カメラを止めるな!』曽我真臣さんの舞台挨拶を開催しました!

全国各地で爆発的大感染=“ポン”デミックを巻き起こしている今年いちばん話題の映画『カメラを止めるな!』。いよいよ元町映画館での上映が始まった9/1(土)初日と2日目の9/2(日)、神戸出身の出演者である曽我真臣さんが2日連続で舞台挨拶に来てくださいました!

いずれの回も、劇場内は立ち見も出る大盛況。そして映画が終わると、自然に拍手が沸き起こりました。舞台挨拶は急遽決定したため、事前告知なしのサプライズ登壇でしたが、嬉しいサプライズにみなさん大喜び!ステージから見えたお客さまの顔が、ニッコニコだったのがとても印象的でした。

「こいつ誰やねんってみなさん思っていると思いますが」との前置きで笑わせた曽我さんは、関西弁の女性プロデューサーの横で「リアルっすねー」と言うテレビ局スタッフを演じられています。出番は少ないですが、このセリフだけで客席中から「あー!」という声が。この何気ない一言だけで思い出せるってスゴイ!確かな存在感を感じます。

これまで上田慎一郎監督の短編作品にも出演されていた曽我さん。“上田組”の一員として、監督の素顔が垣間見える舞台裏のエピソードも紹介してくださいました。上田監督は「褒めて伸ばす」タイプのようで、役者の良いところをどんどん引き出してテンションを上げてくれるのだそうです。そこから生まれる一体感が、この映画から感じる気持ち良さにもつながっているのでしょう。

現在、動画配信サイト「青山シアター」で上田監督の短編作品が配信中で、芹澤興人さんと山本真由美さんが主演のワンシチュエーションコメディ『テイク8』はなんと無料配信されています。こちらにも曽我さんが出演されていますのでぜひご覧ください!

◎青山シアター →

これまでは漢字でフルネームのサインを書かれていた曽我さんですが、本作では「リアルっすね」というセリフを一緒に書くためにサインもカタカナで「ソガ」とされたそうです。このサインは『カメ止め』限定になるかもしれませんので貴重ですね。次に機会があれば、みなさまぜひサイン会にもご参加ください。そしてお客さまひとりひとりとゾンビポーズで写真も撮られた曽我さん。サービス精神にあふれていて、お話もとても楽しい方です。さすが関西人?!

「上映期間中に、また来ます!」と嬉しい宣言も。次の機会を楽しみに待ちたいと思います。『カメラを止めるな!』元町映画館では9/28(金)まで上映いたします。みんなで感染しよう!!

(mirai)


2018.09.04
『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』立岩陽一郎さんトーク開催しました!

9/1(土)『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』初日上映後、ジャーナリストでファクトチェック・イニシアティブ副理事長の立岩陽一郎さんをお迎えして、「沖縄基地問題の報道をファクトチェックする」と題したトークを開催しました。劇場はほぼ満席、トーク会場も満席で熱気ムンムンです!

翁長知事の急逝により知事選が今月末へと前倒しになったことで、改めて注目を集めている沖縄。立岩さんは1991年にNHKに入社されてすぐ沖縄に配属され、5年間過ごされました。その間に米兵による少女暴行事件(1995年)も起き、米軍基地に悩まされる沖縄の人たちの感情を肌で感じてこられました。

沖縄時代に最後に制作された番組は「普天間基地は返還されない」というものでしたが、奇しくも放送翌日に、橋本龍太郎首相とモンデール米駐日大使(当時)が普天間基地の返還合意を発表しました。「人生でいちばんの恥」と立岩さんは言いながら、なぜこのようなことが起きたのかを話されました。

普天間基地について、政治部の記者たちはみな口を揃えて「返還はあり得ない」と言っており、それを裏付ける政府の膨大な資料もあったそうです。「それが事実なのかと疑うことなど思いつきもしなかった。でも、いつでも政策は勝手に決まっていってしまう」。そして、政府の発表や報道は「正しいんだ」と鵜呑みにせず、まず立ち止まって考えてみることが大事だと強調されました。

映画の主役である外交官・千葉一夫は、最後は駐英大使だったそうです。これは最大の出世と言えるため、映画で描かれるほどには省の反発はなく、外務省で大事にされていたのではないかと立岩さんは推測されます。それでも外交官の頑張りをよそに、議論を交わすこともなく決まってしまうのが政策で、それは映画でも描かれていた通りです。

1950~60年代の基地闘争を経て問題が内地から沖縄に移ると、政治も市民も闘争の灯が消えて、沖縄の人だけが基地に反対しているように感じるというお客さまの指摘が心に残りました。知事選を控えた今だからこそ、本土に住む私たちも沖縄への眼差しを忘れず、未来を考えていかなければと強く感じました。『返還交渉人』は9/14(金)までの上映です。ぜひご覧ください。

(mirai)

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