イベントレポート


2019.8.22
元町映画館9周年 × YIDFF30周年「山形国際ドキュメンタリー映画祭傑作選」池谷薫監督トーク開催しました!

「山形国際ドキュメンタリー映画祭傑作選」8/22(木)『阿仆大(アプダ)』上映後、池谷薫監督によるドキュメンタリー映画の魅力を伝えるトークを開催しました。本作は池谷監督の映画づくりとまったく逆の方法で作られているため、「このトークを依頼したのは僕への挑戦状」と池谷さん。積極的に対象に介入していく池谷さんに対し、『阿仆大』はそこにある人生をただじっと見つめるような作品。でも起きている現象をただ記録しているわけではなく、綿密な演出がされていると池谷さんは指摘します。そしてその〈作為〉こそがドキュメンタリーにおける〈作家性〉であり、「映画的瞬間」をどう作っていくかを、自作の『蟻の兵隊』とドキュメンタリーの父と称されるロバート・フラハティ監督の『極北のナヌーク』の1シーンを引用して解説されました。同じドキュメンタリー作家だからこそわかる監督の「意図」の指摘には、都度都度深く頷かされました。10/1からは「池谷薫ドキュメンタリー塾」の第6期を開講します。ドキュメンタリーに興味を持った方は、ぜひご参加ください!

「池谷薫ドキュメンタリー塾」公式Facebook →

(mirai)


2019.8.21
元町映画館9周年 × YIDFF30周年「山形国際ドキュメンタリー映画祭傑作選」堀忠のトークを開催しました!

元町映画館が9周年を迎えた8/21(水)、「山形国際ドキュメンタリー映画祭傑作選」にて『要塞』上映後に、元町映画館を立ち上げた堀忠のトークを開催しました。当館はこれまでの9年間で、オープン準備も日々の運営も常にボランティアでお手伝いくださる方々に助けられてきました。また、有意義なトークをしてくださるゲストの方々も、他所に比べてかなりの薄謝で引き受けてくださっています。「一般社団法人 元町映画館」のメンバー(現場スタッフとは異なります)も、元町映画館の作品選定や企画、経営にそれぞれの専門分野を持ち寄っています。このように“無償の協力”によって成立する経営を目指し、元町映画館では10周年に向け「サポーターズ・クラブ(仮)」という組織づくりの計画を進めています。映画館を必要とする人たちの尽力によって持続していく、そんな劇場になればと思っていますので、今後もみなさまのご協力をいただけますと幸いです。よろしくお願いします!

(mirai)


2019.8.18
元町映画館9周年 × YIDFF30周年「山形国際ドキュメンタリー映画祭傑作選」楠瀬かおりさんトーク開催しました!

元町映画館9周年と山形国際ドキュメンタリー映画祭30周年を記念した特集「山形国際ドキュメンタリー映画祭傑作選」8/18(日)の『殊勲十字章』上映後、2005年から映画祭でデイリー・ニュースのボランティアスタッフとして毎回参加している楠瀬かおりさんにお越しいただき、トークを開催しました。映画祭ボランティアの仕事は会場整理や語学(通訳)など多岐に渡りますが、監督に直接インタビューし原稿を書くデイリー・ニュースは最も多忙な現場。それでも毎回参加するのは、大きなやりがいと人どうしの距離が近く“出会い”に満ちた映画祭の魅力によると楠瀬さん。プログラム終了後22:00~26:00に開放される交流の場「香味庵」には監督たちも訪れ、おいしい芋煮のふるまいもあるのだそうです。また、人と人をつなぎ、発見と出会いの場を作る新たな活動「N.U.I.project」も立ち上げられました。こちらにもご注目ください。

N.U.I.project→

(mirai)


2019.8.17・18
『Tribe Called Discord: Documentary of GEZAN』神谷亮佑監督舞台挨拶開催しました!

『Tribe Called Discord: Documentary of GEZAN』初日の8/17(土)上映後、“パンチでるお”こと神谷亮佑監督にお越しいただき、舞台挨拶を開催しました。制作中に感じたことや編集での苦悩のほか、プロデューサーであるカンパニー松尾さんに「ドキュメンタリー病にかかっている」と一蹴されたという“幻のボツバージョン”のお話もしていただきました。そのバージョンのラストはどうなったのかというお客さまからのご質問には、「恥ずかしすぎてとても言えないです!」とでるお監督。映像制作においてもっとも大事にしている「距離感」についてや、なかなか決まらなかったというタイトルについて、近くにいるからこそ知るGEZANの曲やマヒトゥ・ザ・ピーポーの言葉の予見性についてのお話も飛び出し、盛りだくさんのトークでした。また、神戸での本作公開に尽力してくださったタワーレコード神戸店の黒田朋規さんにもご登壇いただき、GEZANの音楽的魅力やでるお監督との交流などについてお話しいただきました。そしてなんと「最終の新幹線に乗るなら上映前に挨拶できる!」と、でるお監督は急遽翌日も舞台挨拶をしてくださいました!お客さまには嬉しいサプライズでした。

(mirai)


2019.8.17・18
『からっぽ』野村奈央監督舞台挨拶開催しました!

『からっぽ』初日の8/17(土)上映後、野村奈央監督にお越しいただき舞台挨拶を開催しました。元町映画館では連日、本作の前身となる短編『道子、どこ』も併映しています。同じテーマで描かれたこの2作品について、「恋愛をするようになってから、どう振る舞えば相手に気に入られるかがわかるようになった。相手が変わるごとに私も変わる、じゃあ本当の自分はどこにいるんだろう?と思ったことがきっかけ」と野村監督。でもテーマは“本当の自分探し”ではなく、「本当の自分なんていなくて、みんな“からっぽ”で良いんじゃないかな」というポジティブなものでした。このお話を聞いてタイトルの印象がガラッと変わり、もう一度観直したくなりました。そのほか、画角や色使いへのこだわり、年代性別での本作への感想の違いなどをお話ししていただきました。そして次作の脚本執筆中だという野村監督、「書けるまで神戸にいる」と宿泊準備もしていないまま神戸に一泊し、翌日も舞台挨拶をしてくださいました!最終日まで神戸にいるのかと思いきや、ホームシックになったとその日の最終で東京に帰ってゆかれました…。

(mirai)


2019.8.11
『作兵衛さんと日本を掘る』熊谷博子監督舞台挨拶開催しました!

『作兵衛さんと日本を掘る』8/11(日)の上映後、熊谷博子監督をお迎えして舞台挨拶を開催しました。熊谷監督は阪神・淡路大震災当時、長田区に住まれていたご友人のもとに何度も通われました。そこで目にしたマスコミのありように「撮る人間としてどう向き合うのか」を考えさせられる原点になった場所が神戸なのだそうです。本作の制作には7年かかり、何度も悩み絶望しながら、作兵衛さんと描かれた労働者たちに背中を押される気持ちで完成されました。作兵衛さんの絵の力強く活き活きとした魅力、映画の完成を待つように亡くなったカヤノばあちゃんのこと、そして日本は作兵衛さんの描いた時代から本当に変わったのかというお話をしていただき、最後に「私は現代の女炭鉱夫でありたい」と力強いメッセージをいただきました。

(mirai)


2019.8.10
『オーファンズ・ブルース』工藤梨穂監督舞台挨拶開催しました!

『オーファンズ・ブルース』初日の8/10(土)上映後、工藤梨穂監督の舞台挨拶を開催しました。本作は京都造形芸術大学の卒業制作であり、一緒につくりあげた同期の仲間たちについて「最高の仲間。同じメンバーで集まって映画を作ることがなくなったと思うと寂しい」と工藤監督。その思いはパンフレットにも現れていて、スタッフもみんな顔写真付きで紹介されています!さらに同期の仲間であり主演の村上由規乃さんへの思い入れも強く、彼女が出られないなら作る意味ないと思っていたと話します。村上さんの魅力を問うと、「役者になるために生まれてきたような顔をしている。目の奥まで演技していると思えたのは彼女だけ」と答えてくれました。また、工藤監督が自作した主題歌の「1995」に込めた想いや、多くを語らない演出へのこだわりなどについてもお話ししてくれました。国内でロケしたにも関わらず“異国感”漂う本作。元町映画館近くの南京町でも撮影されています。ぜひロケ地も訪ねてみてください。

(mirai)


2019.8.9
『がんと生きる 言葉の処方箋』野澤和之監督舞台挨拶開催しました!

『がんと生きる 言葉の処方箋』上映最終日の8/9(金)、野澤和之監督にお越しいただき舞台挨拶を開催しました。実は上映初日に舞台挨拶を予定していたのですが急なお仕事で中止となっており、「どうしても神戸のお客さまに直接ご挨拶をしたい!」とご都合を調整して最終日に駆けつけてくださったのでした。舞台挨拶では、映画に登場する中村航大くんがその後も水泳を頑張っていることや、齋藤智恵美さんの息子さんが野球を始めたのでグローブを贈ったことなど、映画の“その後”についてお話しいただきました。そして実は野澤監督も大腸がんと診断され、どのようにがんと向き合っているかのお話も飛び出し驚きました。サイン会では、ご自身の体験を話される方が多く、野澤監督は「感想でも相談でもなんでもいいので良かったらまた連絡ください」とひとりひとりに名刺をお渡しされていました。

(mirai)


2019.8.8-9
「モトプロ映画祭 2019 in summer」開催しました!

「池谷薫ドキュメンタリー塾」から生まれた映像制作サークル「元町プロダクション(=モトプロ)」。池谷監督をはじめとするプロの指導を受けつつ、初めてカメラを持つメンバーたちが完成させた作品6本で「モトプロ映画祭2019 in summer」を開催しました。平日の開催にも関わらず、全4回ほぼ満席の大盛況!注目度の高さが伺えます。「一般の人がドキュメンタリーを撮るということは、究極の自分探し。モトプロのテーマは“他者にカメラを向けることで、自分を見つめる”です」と池谷監督。各作品上映後には、監督たち(田中園子さん、熊田佳奈子さん、中北富代さん、石倉悦子さん、赤松俊博さん、江藤美智子さん)が登壇してトークを行いました。それぞれ、“撮る”ことで自分の感情や思考がどう変化したかなどを率直に語ってくれて、改めて池谷監督の言葉を実感しました。池谷監督同様に指導に当たったTVディレクターの松岡梓さんは、「私たちプロでは撮ることができない表情ばかり。知識やテクニックではない“映像の力”を感じた」と話してくれました。そしてモトプロは、来年の映画祭に向けて動いています。今後がますます楽しみです。

(mirai)


2019.8.4
『がんと生きる 言葉の処方箋』シネマ・メディカル・カフェ~がんと生きる~開催しました!

『がんと生きる 言葉の処方箋』8/4(日)上映後、「ウェル・リビングを考える会」主催で「シネマ・メディカル・カフェ ~がんと生きる~」を開催しました。映画で紹介されている「がん哲学外来 メディカル・カフェ」のように、対話することで思いを分かち合う場を映画館でもつくりたいという思いで企画されました。進行は、医療現場でのお仕事のかたわら長年哲学カフェを神戸で実施されている藤本啓子さん。最初に、発言時は挙手をする、ほかの人の話を遮らない、自分の信条を押し付けないなど、対話の心得をお話しされました。参加者は医師やがん患者、そのご家族など12名。時には感極まって涙ぐんだりしながら、いろんなお話を共有されました。

(mirai)


2019.8.3-5
『雪子さんの足音』浜野佐知監督&山崎邦則さん舞台挨拶開催しました!

『雪子さんの足音』初日の8/3(土)から5(月)までの3日間、浜野佐知監督と脚本の山崎邦則さんの舞台挨拶を開催しました。本作制作のきっかけになったのは、吉行和子さんからの「とんでもないおバアさんを演じたい」という一言だったそうです。それを聞いて浜野監督は「吉行さんの心をまっすぐ受け取った」と感じ、山崎さんがまだ単行本にもなっていない木村紅美さんの同名小説を文芸誌で見つけて企画がスタートしました。3日目にはラジオ関西「シネマキネマ」ディレクターの吉野大地さんもスペシャルゲストとして登壇し、映画を多角的に解説してくださいました。そしてなんと、この日は吉行和子さんがサプライズでご来場!「神戸の街が大好きなので、神戸でもう一度“雪子さん”に会いたくて」とお話ししてくださいました。3日間とも、舞台挨拶後には希望者との“お茶会”を実施し、さらにディープなお話がいろいろと飛び出しました。

(mirai)

本日の上映作品

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